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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
23 November

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25 September

京芸ファイル


こんばんは、保田です。
本日は、北大路校から
先週アップされた京芸ファイルについて書きます。

 
9/22人物デッサン風景                         9/22京芸補強講評風景





今回の京芸ファイルは色彩特集、タイトルは「京芸色彩対策について」です。

相変わらず、過去の高得点作例をたくさん出してますので(1)
ぜひ見てほしいのですが、


 ↑この3枚の再現作品は、現在アスクの非常勤講師(こども教室含む)の方の作例です。


特に、今回は、8月に実施したアスク夏期京芸模試の作例を紹介しながら、
評価傾向について具体的に解説をしており(2)
今後の色彩対策を考える上で参考になると思います。

今回の模試課題のテーマは「椅子」でした。
条件が多く、やや、ややこしかったので
条件違反の生徒がたくさんいましたね。
とりあえず条件違反だけは、ほんとに注意してほしいですね。

京芸の色彩では、様々な課題が出題されます。
出題により、評価のあり方もやはり異なってきます。
今回の模試は、様々な出題の可能性の一つ、ということです。
アスクでは冬期、直前期にも模試を行いますが、
そこでは、また別の傾向の出題となる可能性が高いので、
今回、学べることはしっかり学びきってほしいと思います。
そんな訳で、この京芸ファイルも、しっかり目を通してもらいたいと思います。




私見では、色彩のポイントは「楽しく制作する」ってことではないかと思っています。
ただ、楽しく制作できるためには最低限の技術が必要。
秋の段階で、ぜひ、そこまで行ってほしいと思います。
がんばろう。


※内容に疑問点などあれば、講師に聞きましょう。
(アスク外の方は、アスクにメールで質問して下さい)




保田






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21 May

京芸ファイル 

こんばんわ保田です。

本日は彦根から、京芸ファイルについて…

3、4、5、6月の京芸ファイルはだいたいパターンが決まっております。
入試問題がわかり~合格作例が完成し~得点が判明し~
という流れに乗って、問題紹介~作例紹介~点数紹介、傾向分析…という自然な流れです。
で、先週末アップの5月号は恒例の「200点台」特集です。




立体 満点作品


年間通して、最も注目度の高いシリーズですね。
誰もが見たい200点台作品なので、それだけで十分ではありますが、
今回は少しだけ工夫しまして、200点台と100点台作品の比較を行っています。




アスクでは、合格者全員に再現を依頼していますが、タイミング的に、その時点では
得点はわかっていません。なので、合格再現つくってもらったものの、実は50/250点
だった、なんてことはけっこうありがちだったりします。
もちろん「やっぱり200点台やな~」という作品も多い。


描写 246/250点作品

しかし、アスクとしては、つくってもらって損した、ということではないんですね。
むしろ、そんな作品が貴重だったりもします。
高得点作品と低得点作品の比較が出来るからです。
これは毎年やっていることですが、今回は、その一端を公開した、という訳です。

今回の目玉は、なんといっても色彩でしょう。
(その割には、京芸ファイル本文ではあっさり紹介してます)

特に、この作品↓


色彩 228/250点作品 (※左画面=画面①、右画面=画面②)

もちろん今回公開させてもらった色彩作品はたった4枚だけ、全貌がわかる訳ではありません。
それでも、
京芸入試についてある程度知っている人だったら、
これを見れば、
京芸が求めていたことがピンと来たはずです。

例えば…
画面②に、画面①を、有彩色におきかえて再現しなさい。

再現って、これで(まったく同じ構図でなくても)
いいんだなってことですね。う~ん。そうなんや。

確かにこの作品はパンチの効いた魅力的な作品です。2画面の対比も効いていますね。
しかし、再現 = 同じ構図で、無彩色⇒有彩色に
と考えた受験生が多かったでしょうね。テーマ、条件解釈の難しさ、微妙さですね。
(京芸ファイルには、問題文の詳細もリンクしてますので、よく読んでみて下さい)


ところで、最近は彦根校に入ることの多い保田です。
彦根写真を何枚か紹介します。



高校訪問後、休憩したコンビニの駐車場から撮影(コンビニからこの景色ですよ!琵琶湖最高!)


彦根でもクロッキーモデルをする保田(謝っている訳ではありません)


保田

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17 May

京芸ファイル「200点台特集」!アップ

保田です。
本日は、草津教室から本日アップの京芸ファイルについて書きます。
今回はお待ちかね200点台特集。200点台の作例を多数紹介しています。

例えば

描写250/250点作例


京芸の場合、実技で1科目でも200点台をとれば、かなり合格に近づきます。

例えば、美術科受験者で
センター 300/500点(6割)の生徒が
描写 200/250点(8割)であれば
美術科合格最低点が670.50なので

合格最低点670.50-センター点300-描写得点200=170.5

あと必要な点は170.5点。つまり、色彩と立体の合計が170.5点で合格。
1科目あたりたった86/250点(3割5部)ということになります。
残り2科目平均3割5部で合格できるんです。
(各点を多少上下させて、各自シミュレーションしてみて下さい)

しかも、京芸では200点台は、それほどあり得ない点ではありません。
極端に悪い点(30/250点など)も出やすい反面、高得点も出るのが京芸の特徴。
だから、200点台は一つの目標だと思います。
(一方で、最悪の点を避けることも重要ですが)

もちろん、そう簡単に200点台が出せるわけではありません。という訳で
200点台の作品を紹介し、分析し、各自研究してもらおうという訳です。
コメントはあくまでも一つの説。各自、なんでこの作品が評価されたのか?
ということを考えながらしっかり見てほしいと思います。

しかし、けっこう矛盾したこと書かれてますね(笑)

例えば、冒頭の描写の2枚...

  

左作品:ボトルを倒すという攻撃的態度が成功につながった! 250/250点
右作品:狙った構図などなくても素直な観察描写で魅力は出せる! 238/250点

どっちやねん?! と思う人もいるでしょうが
どっちも正しい。というか、いずれも正しい戦略だと思う。(成否は自己責任)
まあ、答えはないです。

もし『近年京芸に一番合格してるアスクのサイトに
こうやって200点台!と書いたから、そのとおりにしよう』
という人がいたら、たぶんそんな人は京芸は求めてないと思います。
あくまで、作例を参照しながら、自分で方向性を探っていってほしいです。

ちなみに、今回の再現ではなく、近過去の作例も5年分出してます。
こっちの方がより貴重な資料かもしれません。
ぜひしっかり見ておいて下さい。
(アスク非常勤講師の先生方の作品もあったりしますよ)

なお、合格再現作品の実物はアスク各教室で見られます。
(見学に来られる時は事前に電話して下さい。出張で出ていることがあります)
また、アスクの「芸大受験説明会」が各地の高校で開かれていて
そこにも出張しています。(京芸以外の作例も多数あり)
高校で説明会や出張授業があったら、ぜひ参加して下さいね。



5/15京都橘高校   5/16京都共栄高校      5/16京都府立綾部高校



保田

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26 October

「現役合格者の4年後...」第三弾

4年前の現役合格者2名へのインタビューの続きです。ここからは、京芸ファイルでも紹介させてもらったLさんへのインタビューです。Lさんは2年生の時はNET通信実技講座生、3年生でアスク通学生となり、みごと京芸美術科に現役合格。京芸では日本画に進まれ、現在は大学院1回生です。




___じゃあ、Lさんに聞きます。受験時代はどうでしたか。最初NET通信講座をしてたよね。2年生の時。

Lさん「そうそう。私本気でクラブしてたので通信しか無理だった。それに大阪の南の方って研究所とかあんまりないし、京都の芸大目指すなら京都がいいかと思ってネットで検索したら最初に出てきたのがアスクだったので、しかも、通信あるやんって飛びついた。でも、提出作品山ほどためたり最初は苦労しました。

___後半は、七条教室に通いになったけど、岸和田からよく通ったねえ。

Lさん「確かに、よく通ったなとは思う。特に夏期や直前の北山は片道3時間近くかけて通った訳で、通学時間だけで確実にデッサン1枚描けてるし...。でもすごく楽しかったです。『私、京都まで来れてるやんっ』て、京都に来るってことだけでも楽しかった。」

O君「えー、僕はしんどかったです。始めたのが遅かったし。3年になった時の春期講習から、3Bまでの鉛筆しか知らない状態で始めた。浪人生といっしょの夏期講習なんか、まわりのレベルについていけなくて『これは絶対無理やっ』て...気持ちが折れるか折れへんか、という勝負だったような気がする。なんとか耐えたなあ。ほんと受験時代はしんどかった...。大学入ってからの方がよっぽどいい。」

Lさん「えー、受験は楽やん、だいたい、何も考えず与えられた課題やっとけばいいんやから。デッサンとかすごく楽しかったし、立体も...色彩以外は(笑)...色彩は正直わけわからんかった。あんなん客観的な評価基準あるんか?って思ってたわ...(笑)。」

___君、アスク色彩表現担当講師の目の前で、よくも言えたな、そんなこと...。だいたい何も考えず与えられた課題だけやってるから84/250点になるねん。断じてアスクの責任じゃあない!。

Lさん「入学後はいろいろ考えて描かんとあかんし、やっぱり大学の方がよっぽどしんどいと思う。」

O君「まあ、確かに今はそうやけど...。2回生頃まではラグビーばっかやってて、とにかく入った頃は楽しいことばかりだったんで。」

Lさん「あと、高校の同級生で、他の大学(一般大学)受験している友達と比べたら、好きな絵描けて、学科(センター試験)は3教科だけでいいし(現在は違います)...。まあ、あと私の場合、浪人する気満々だったので、別に緊張もせんかったってこともあったのかな。」

___本題の現役合格については?あと入学後の話もお願いします。

Lさん「特に現役だからどう、とかいうようなことは感じたことはないです、私の場合は。」

___今学んでいる日本画についてはどうですか。

Lさん「私もO君と同じで、入るまでは特に決めてなかったです。というか、3年の夏頃まではデザインかなとも思ってた。美大というのは1年ぐらいで決めてたけどそれ以上は決めてなかった。直前になって絵を描く方がいいかなと思って美術科にしたんですけど、日本画とまでは決めてなくて。入学後自治会主催の「アトリエめぐり」で、芸大内のアトリエをいろいろ見て回ったり、日本画の先生に「日本画ってたいへんだよ」って言われて、逆に大変なことした方がいいかなって思ったり、日本画基礎をとってみたら地面を描く課題が面白かったということもあったりして、次第に日本画にかたまっていきました。

日本画やってみてどうか?...そうですね、最初日本画って「美人画」みたいな、すーっとした感じの印象だったけど、けっこう違うな、結構べたべただったり、ドロドロだったり、とにかく自分の思い込みは違った、という経験は何度もしてます。まだまだこれからですけど。

___そうだよね。数年やっただけで日本画の何がわかるかっ!てことはあるよね。
   もちろん油絵もだけど。

Lさん「まわりの人は、創画展とか日展などに出してるけど(ちょうど、今追い込みの時期)、私は今のところ考えていません。かといって、どうするかも、まだ未定です。卒業後ですか?うーん、どうしようかな...。検討中...です。

というところで、日が暮れてしまったので、インタビューは終わりました。O君、Lさん貴重な体験談ありがとうございました。

 第2弾終わり。


第3弾へつづく 

Y師 

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21 October

「現役合格者の4年後...」第二弾

第一弾の続き...

作品に近づいて見ると...。まさか...。

このマットな質感には確か見覚えがある...。

「もしかして下に貼ってあるのって、マンガですか?」

「そうです。少年ジャンプです。」

え、あの10年度入試(着彩描写)に出題され、ネットでも騒がれたあの少年ジャンプ...?


まさか、O君の作品が入試に影響を与えたのでは...。
そんな訳ないですね...。スイマセン、しょうもないオチでした。

「数年前から、ジャンプを作品に使ってます。マンガで使われている線や形、色、質感などに興味があって。単に下地として貼っているということではなく、その線や形を延長したり、くり返したり、上に描いているのは、マンガの形から出てきているものなんです。」

なるほど...。

その後、しばらく作品論、絵画論に花が咲いたのですが、作品評価などは、ここでは割愛させてもらいます。こっちも、油絵の先輩としては、いろいろケチつけたいこともありましたが、まあ、個人的意見に過ぎないので。とりあえず、この調子でがんばっていってほしいと思います。

さて、17時になり、開館時間になったので、いよいよ本題の「現役合格」についてのインタヴューを始めましょう。彼の部屋のフレスコ教室は別の人が制作中とのことなので、じゃまにならないよう、丸池前ぐらいがいいかな。


あれれ、丸池の前に柵ができてるじゃないですか。えーこれじゃ、丸池に飛び込めへんやんか...。 イヤむしろ飛び込まないよう柵がつくられたんでしょうね。というか、最近の芸大生は、そんなバカなマネはしないのかもしれませんが...。



ここで、もう一人、4年後の現役合格者が来てくれました。日本画院1回生のLさんです。
Lさんは、別にイニシャルがLではないのですが、京芸ファイルの方で、06年度合格者Lさんとして紹介しているので統一します。
http://www.artschool.co.jp/top/kyogei_file/picsf079/1.html
(同じアスク出身日本画院1回でイニシャルLさんという人がいますが、そちらではないです、念のため)

では、二人にいろいろ聞いていきます。

なつかしい受験時代の話題になごむ2人

___えーっと、まずO君は現役で合格してどうだった?
「まわりの人は、みんな上手くて、それに、僕はとにかく知識もなかったので、現代にしろ古典にしろ。浪人で入った人と比べると何も知らない状態で入ったので、最初はかなりおびえていましたね。逆に聞き役に徹して良かったという面はあるかもしれませんが。」
___フレスコ(壁画)に行くのは最初から決めてたの?
「いや、それどころか、油画に行ったのも、大学入ってから決めました。とりあえず、美術というのは高校から決めてたけど、日本画は制約が多そうで、油画は自由度が高いから。油画の方がいいかと。」
___入学後に専攻を決めるというのは京芸らしいね。(他大学だと入試自体が異なる)それで、フレスコはいつ決めたの?。
「油画基礎(1年の前半、入学者全員いっっしょの総合基礎を経て、1年後半と2年前半の2期間は、各科の基礎に配属)の時、フレスコを体験してオモシロイなと思ったのと、壁画だと壁に囲まれた空間全体が作品になるっていう点に惹かれ、フレスコに決めました。先生は自由にやらせてくれるし、興味があることや考えているアイデアについて話をすると、いろいろアドバイスをくれたり協力的でもあって助かっています。」
___卒業後は?
「こないだ教育実習(中学)に行って、すごく良かったので、先生になろうかと考えています。自分に合ってるかなと。もちろん制作も続けていきますけど。作家ですか?もちろん、絵だけでやっていければ、それはいいだろうケド...。」
___堅実なんですね。最近は在学中からデビューする人も多いし。そういうのは目指さないのかな。
「ああ、Yさんもこないだコダマギャラリーから声がかかって、個展をされましたね。でもまあ、僕は気長にがんばります。外での個展(貸しギャラリーを借りての)もまだ考えてません。今回のロクリッポウ展はさそってもらっての参加です。壁自体をつくるという新しいことが出来てよかったですね。」
(10月に児玉画廊で個展でデビューしたY君は、現在4回生ですが、美大ではない別の大学を中退した後、アスクでの2浪を経て入っているので、1学年上のO君よりもはるかに年上です)
⇨児玉画廊の展示風景http://gallery.me.com/kodamagallery#100583


___ではLさんに聞きます。受験時代はどうでしたか。2年生のはじめから始めたよね。

「そうなんですよ。そして...。」

第二弾ここまで  第三弾10月25日(月)アップ予定


Y師

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