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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
23 November

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06 October

たまにはやけくそ

こんばんは。
今週の京芸組は紙風船とトイレットペーパーのデッサンです。

        
 色彩をしたり。

基礎生はケント紙で立体です。
中には立体デビューの子もいるので、のりしろを作るのも大変そうです。
   ケガしないでね…!

立体って、初めの頃は特に本当にややこしいですよね。
イメージをかたちにする?抽象って何?って。

またまた私の思い出話ですが、受験対策で立体を始めた頃は本当に大の苦手で、
嫌で嫌で仕方ありませんでした。
立体の課題があるとテンション下がりまくり。
そんなある日、そのストレスが溜まりに溜まって、ついに爆発しました。
やけくそです。
もうどうでもいい、失敗してもいいやと、開き直りの中作りました。

そして、意外にもその作品がかなり好評だったのです。

その瞬間から、私は立体大好き人間になりました。
それ以来、立体の課題は楽しみで仕方がないといったまでになりました。
人間、思い込みってすごいです。
「私はこれが好き、大好き!」って心底思えると、こわいものはなくなるんですね。

未だに制作中、スランプに陥ることはよくありますが、
その度にある種やけくそになって自分を真っ白の状態にしています。

何度やっても同じようになってしまう。失敗するのが怖い。
っていう人は一度やけくそになってみてもいいかもしれません。
毎回やけくそでは困りますが…。

本番のために、今のうちにいっぱい失敗しておきましょう!

<森>

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01 October

クロッキー教室 in 彦根教室

こんばんは。
今日からぐっと寒くなり、秋っぽくなりましたね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいです。
注意しましょう(自分も含めて)。

さてさて、本日は彦根教室の授業の様子を……
と思ったのですが、高校生はテスト期間に突入し、欠席する生徒が目立つのに加えて、
高校2年生は修学旅行シーズンらしく、全体的に生徒が少なめなので、授業と同時進行で
行われているクロッキー教室の様子を少し紹介。

  

彦根教室では、
毎週土曜 18:30~20:30 クロッキー教室が開催されています。
参加者は、主に一般の方々で、自身の制作のためやクロッキーの練習、勉強など目的も様々。
受験生の授業とはまた違う雰囲気で、モデル(主に彦根の卒業生で大学生)と、相談しながら
ポーズを決めたり、途中で制作について情報交換をしたりと、和気藹々とした感じです。

ちなみにこのクロッキー会、入会金など類は必要なく、
教室で販売している12回分のチケット(11,000円)を購入してもらえば、どなたでも参加できます。
日常にあふれているけど、なかなか描く機会や場所がないのが人体です。
気になる方は、是非教室までお越しくださいね。


そういえば、冒頭で触れた修学旅行ですが、最近の高校生は(と言うとおじさんみたいですが…)
ほとんどが飛行機で遠方まで行くのに加えて、滞在日数も4~5日と長いんですね~。
行き先は北海道が多いようですが、中にはマレーシアなんて生徒も…。
高校生の修学旅行で海外か…。
うらやましいですね。
まぁ、僕は飛行機が大の苦手なので、それはそれでキツイ気がしますが…。

<S.I>

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27 September

香り漂う

こんばんは。
京芸補強も2週目に入り、今回の描写のモチーフは扇子と豆絞り。


けっこう気の遠くなるモチーフですが、扇子の白と豆の黒の鮮やかさが綺麗です。


     
私大受験後でマンガの模写をしたり…いろいろな課題をしています。


一方、通常課題の方はみかんの着彩です。

皮を剥いて描くので、部屋中がそれはそれは爽やかな香りが漂っています。
と同時に思い出されたのが、私の受験時代、生魚を1日中細密描写したことがありました。
良い思い出ですがけっこう大変な匂いでした。
幸い、私は魚が大好きなので、その生臭さに耐えられないというようなことはなかったですが。

より良い作品を求めるにあたって、「匂い、もしくは香り」って大切だと思います。
モチーフを感じることの一つに「匂い」があるんだと思います。
絵からそのモチーフの香りが漂ってくるような感じ。

花を描いたらその花の清らかな香り。
みかんを描いたら甘酸っぱい香り。
生魚を描いたら、いい意味で少し生臭かったり。
(あまりにも不快を抱くような匂いはどうかと思いますけど…そこまで酷い匂いのものはモチーフ対象にはならないでしょうね。)

まとめますと、モチーフらしい匂いを感じる作品て、魅力的ですね。

さて、いよいよ今年も残すところ1/4となりましたが、体調管理に気をつけて過ごしましょう☆

(森)

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22 September

お勧めなこと

こんばんは。
台風の影響か、今朝はひどく冷え込み、一気に秋になりました。
もうしばらくしたら紅葉の季節ですね。

さて、今日はお勧めなことです。
私は日本画を描いてますが、今でもやっぱり基本となるのはデッサンです。
愛用しているのはホルベインから出ているF10サイズの大きなスケッチブック。
表紙が茶色のタイプです。



私はF10サイズの作品を比較的よく描くので、そのスケッチブックが下絵用には丁度のサイズなのです。
今では専らスケッチ用に使っていますが、高校生の時は家で抽象画を描く用に使っていました。
受験とは関係なく、家用(プライベート用?)に使っていたので、何を描いてもOK。
中学生の頃から岡本太郎の影響を強く受けていたので、アグレッシブに絵具をぶちまけて描いたりしました。
作品としての良し悪しは別として、画面に自分の想いをたたきつけるのは個人的には非常に好きです。
ある種ストレス発散の役割もありますが…。

きっと受験には向いてないような作品でも、一旦かたちにすることで新しい面が見つかることもあります。
また、結局どこかで繋がることもあります。

これをしちゃだめ、あれをしたらよくない…ばかりだと、窮屈になってきますよね。

まずは自分が本当に描きたいもの、伝えたいことを明確にしていく、言い切ることが大切だと思います。

受験の対策だけでなく、個人的な作画で時には自分を解放してみるのもお勧めなので、よかったら試してくださいね♪

<森>

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15 September

デッサンの楽しい瞬間

こんばんは。
来週月曜日は毎回好評の無料デッサン講座です。
デッサンを経験したことがない人も、もっとデッサンを深めたい人も気軽に参加してくださいね。
何を描くかは当日のお楽しみ…♪
きっと楽しみながら勉強してもらえると思います。



↑詳細を見るにはクリックしてください。

よくよく考えてみると、デッサンの楽しさって何なんでしょうか。

私は高校2年の6月頃からアトリエに通い始めました。
芸大受験には準備が必要だからと、高校の美術の先生に勧められて。

1番最初のモチーフは石膏像のラボルト。ふ~んって感じで、大きな感動もそんなにないまま終えました。
2番目のモチーフは、自分の靴片方のみ。母が若い頃に履いていて、そのまま引き継いだお気に入りのサンダルです。
10時間ほどかけての細密描写だったのですが、はまりました。
サンダルの革の細かなシワや、履き古した感じ、何重にも重なった影、全てが魅力的に見えたのです。
そうしてやや興奮気味で描き終えたデッサン。満足のいくもの&楽しかった~となりました。

デッサンを楽しいと感じる瞬間。
・ 自分が思うように描けた時(できないことができるようになった時)
・ モチーフとの距離を縮めることでの対話
・ モチーフの魅力を超える作品を作れた時
・ モチーフに物語性を与えることができた時 等でしょうか。

人によって「楽しい」と感じる瞬間は様々ですが、私としては、モチーフにどれだけ愛着をもつことができるかがポイントです。課題で出されるモチーフは私物ではないので、特別な思いも抱かないものばかりが多いと思います。時には描きたくないものもあったり。

でもそれって、モチーフに対して愛着や興味がないから描く気がわかないことが原因の一つなのかなと思ったり。私はそんな時はいつも、そのモチーフが置かれている状況、ストーリーを考えます。

赤ちょうちんと竹筒を描いたことがあるのですが、その時は、

「夜。夏祭りが終わった後、風に吹かれて赤ちょうちんが野原を転がっている。
寂しげに転がったちょうちんはやがて無雑作に捨てられた竹筒の傍に行き着いた。
向こうでは楽しげに帰っていく子ども達の声が次第に遠くなっていった。」

みたいな感じで。

ストーリーを持たせることで、ぐっとモチーフに親近感がわくと思いませんか?
「みんな描いてる同じモチーフ」を「自分だけのモチーフ」にすることで、楽しさが倍増するかと思います。

もしよければ是非試してくださいね☆

(森)

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