忍者ブログ

今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
22 November

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

26 August

自分の中に何かを組み立てる

こんにちは。サカグチです。

昨日、京芸模試の講評会が終わりました。
「終わりは始まり」だと、聞くことが多くありますが、京芸模試に関してもここからが始まりです。
講評会で見えた課題点をそれぞれが意識して制作を継続して下さい。
   



さて。
教えるということ、育てるということをしている中で、私自身が感じること。考えていることを少しだけ。

ある日、ふと思いました。
教えたいこと、伝えたいことが自分の中にあるのに、それがいったいどういった種類のことなのかさっぱりわからない。
確実に今までとは違うことを伝えようとしているのに、今までの自分が伝えてきたことと、今伝えたいと感じていることの違いがいったい何なのか自分自身にもわからない。

正体はわからないまま、きっと大切なことなんだという確信だけを持って、できるだけ自分の感覚に正直に素直に指導を続けていました。
並行して勉強する中で、自分の考えていたことにばったり出会うことがありました。
勉強する中で、自分がここから学んでいくべきことにめぐり合うことがあります。
「メタ認知」と言われる事柄が、きっとあの時の自分が教えたいと感じていたことなのだと今は思っています。

「メタ認知」とは、(本当に)ざっくりと言えば、自分の行動や考え方、知識量、長所、短所などを別の次元から眺め、認知するということです。
生徒のそのような能力を高めるための指導をしたいと考えています。
まずは自分がそのガイド役になることを心がけています。

昨日の講評会でも生徒のメタ認知のガイド役となるために、以下を実行しました。
A.各科目の気をつけるべき5つのポイントを伝える(全体像を把握した上で細部を認識するということ)。
B.見ることとはどういったことなのかを考え、整理して伝える。
C.人間の五感とはどういったことなのかを考え、整理して伝える。
D.普段できていたことが、なぜ模試でできなかったのかを考え、解決策を探る。
など。

実際の試験の場で、判断するのは生徒です。
生徒の問題解決の力を高めようとしたとき、生徒が自分自身を客観的に理解する必要を強く感じます。



そして、同時に基本的な部分の具体例を示すことも、もちろん大切だと思っています。

 サカグチ

拍手[0回]

PR
28 June

記憶

こんばんは!実技講師の片岡です。

ST生の皆さん、南山城楽しんできましたか!?

僕も行きたかった!!

しかし南山城の目的はただ楽しむためだけではありません!

その後が肝心なのです!
実際に経験した記憶から作品を作ることを目的としています。

記憶といえば。

講評でたまに言うことなのですが、デッサンも一つの記憶の表現だと思います。

南山城の記憶とは少し引き出しが違う記憶ですが、デッサンの記憶は瞬間的な記憶です。

あたりまえですが、モチーフを観察することと描くことは同時に出来ません。
モチーフを見た後に画面を見て描くことになります。この間に記憶しているのです。

この記憶の精度を上げていくことや、少し違う角度からデッサンを考えてみるのも良いと思います。

そういえば記憶を題材にした映画もたくさんありますね。(話が飛びまくって申し訳ない)

「メメント」「私の頭の中の消しゴム」「博士の愛した数式」「明日の記憶」などなど

因みに一つも見ていません!!



本文とあまり関係ないですが、今日の彦根校!


ではまた!

拍手[0回]

25 June

ニュートラル

こんばんは。

できるだけ物事を俯瞰しようと、
できるだけ全体像を掴もうと、日々思っています。
サカグチです。

一つひとつのことに一喜一憂しないそのスタンスは、
冷たいと感じられることもあって、不安になるときもありますが、
きっと冷静な誰かが必要なんだと信じて、できるだけ物事を俯瞰することを心がけています。

矛盾すると思われるかもしれませんが、熱くありたいとも思っています。
熱いこと、熱心であることを嫌がる人がいるかもしれないと心配になることもありますが、
熱くならないと伝わらないことがたくさんあると思っています。
特に、実技に対することで、濁したくないこと、絶対になんとしても伝えたいことは、恥ずかしがらずにきちっと伝えなくちゃ意味がないと思っています。

AかBか、どちらなのかをはっきりと決めることがすべてではないと思っています。

時と場合によってAなのかBなのか、もしくはCなのかを選択できるようでありたいと思っています。

                    サカグチ

拍手[0回]

17 May

ヒキダシ

こんばんは。サカグチです。

多くの学生は、日々、色々なことを学んでいます。
学生時代とは、知らないことや、わからないことを学んでいく時間だと思っていました。
私はすでに学生ではなくなりましたが、
いまだに、知らないことや、わからないことばかりです。
学生だけが、未知のものを相手にしているのだと、なんとなく自分が学生の頃は思っていました。
しかし、どんなに覚えても、どんなに勉強しても、自分の知っている事柄よりも、知らないことのほうが多いようです。

知るべきことは、今日、この間にも増え続けています。
膨大な物事を自分のものにしたいのであれば、
知りつづけると同時に、考える力を身につけなければならないと痛感します。

教わることや気づいたことを、一つひとつただ書き留めていても考える力にはなりません。
その事柄を仕舞うヒキダシと、そのヒキダシが収まっている棚(全体像)を、意識するように心がけています。

新しいことに気づいたら、ヒキダシに仕舞う。
同じヒキダシに入っている物と物を比べる、
別のヒキダシに入っている物と比べる。

関係を見つけることが考えることのはじまりなのであれば、
新しいことに出会ったときにこそ、過去の自分の経験がどれほど大事になることか。

                    サカグチ

拍手[0回]

13 April

1年前の景色

 こんばんは。サカグチです。
 北山校から全国のNET生へ向けて、NET通信実技講座のモチーフと用紙類を本日発送しました。
 
 写真は去年の4/13(金)のもの。
 今日見られた景色とほとんど同じ。

 1年前といえば。
 私が『こども造形表現教室』に本格的にたずさわるようになって1年が経ちました。
 「こども教室」は今日が本年度第一回目の授業。
 花を描きました。
 ちゃんと観察すれば植物の形はとても複雑です。
 色の組み合わせで、絵の印象が大きく変わります。

 1年前は、こども達にどのように挨拶すべきかもわからず教室にいました。
 頼りになる教室長S先生とT先生に支えられた1年が過ぎ、少し成長した自分を感じました。
 1年前と同じ場所、同じ時間なのに、見える景色は全然違います。

 北山校には、3月まで年長さんだった生徒が5人。小学1年生としてやってきました。
 そのことと比べると、自分の成長はまだまだ小さいなあと思います。

 最後に、先日の「こども教室作品展」の様子。





                             サカグチ
 

拍手[0回]