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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
22 November

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12 October

6年前

こんばんは。サカグチです。
先日 滋賀県立高島高等学校にて出張授業、出張説明会を行いました。
 

その他にも今年行った askの活動はこちら↓
http://www.artschool.co.jp/teacher/index.html

高島高校の美術のK先生は、
2007年、ASKのスタンダード生でした。つまり、みんなの先輩ということ。
大学へ行き、卒業し、美術の先生をされています。
2007年ってこれくらい昔です。
 
髪型も、服装も全然ちがう。

2007年には先生と生徒であった私とKさんが、
今、お互いに美術を教える先生として話せることを嬉しく思いました。

そして、K先生曰く、
「ひさしぶりにサカグチ先生の授業を聞いたら、こんなにわかりやすかったのかって思いました。
生徒のころは全然わかってなかったです」。

とても素直な、K先生らしい言葉だと思いました。
このことに関して、私は2つのことを感じました。

① K先生だけでなく、多くの生徒が、
  きっと私がイメージしているよりも
  私が伝えようとしていることを理解していないと意識すべきであること。
  一度話して伝わるほど、簡単なものではないから、なんども繰り返し、丁寧に、
  教えなければならない。

  私が大切だと思う言葉です。
「数学を教えているのではなく、(数学を学ぶ)子どもたちを教えている。それが数学の教師なのだ」。

  たとえば数学を教えていると考えてしまうと、
  一度言ったきりの一方通行の教育になってしまうということ。

② 2007年と比べ、今の自分のほうがいくつものことが上達しているわけで、
  2007年のときは、きっとそこまでわかりやすく話せていたわけではなかったということ。
(それでも、2007年に教えた生徒に申し訳ないと思っているわけではなく、
一生懸命に悔いのない仕事をした年であったとも思っています)

あのとき、上手に伝えることができなかったことを、
今年の生徒にはなんとか伝えようと、そんなふうに考えて1年1年取り組んできました。
またここから6年たったときに、今の生徒が先生になったとして、
そのとき私はどんな髪型をして、何を着て、どんなことを話し、何を思うのでしょう。


                サカグチ

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27 September

練習する人

こんばんわ。マシヤマです。

しばらくぶりにデジカメの過去の写真を見ていたら、自分の描写・着彩が出てきました。
自分の予備校時代の作品でも、学生時代の作品でもありません。アスクで講師を始めた4年前に「ちょっと私も練習してみよう」と夜中にちょこちょこ描いていたものです。

描き出しから30分〜1時間程度の一点もチーフものが多く、あきらかに途中ですが……
どうでしょう。(パプリカのみ完成させました)


最後まで描けよっ!という声が聞こえそうですが……いいのいいの、練習だから。

描いている最中に意識することは、完成予想図を思い描きそこに向かって作業する。
なので「あ、完成形が見えた」となったところで描くのを止める。それを何度もやってみました。
描き出しは全く先が読めないので不安なのです。だから描き出しのみを練習しました。
全体が見えてきたら安心が広がる。「このまま進めれば良いんだな 最終的にはココを細密に描きたいな」と。

自主練習は効率良くやりましょう。
寝る前に手のクロッキー1枚だけでもいいし、休み時間に鉛筆の筆圧研究を1分でもいい。
自分の不安をなくすためには自分で何かしないとなりません。
蒔かない種は芽を出さないのです。

マシヤマ

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21 September

白線

こんばんは。サカグチです。

10年以上前の話ですが、
車道の、直線であるはずの白いラインが、グニャグニャと曲がった、そんな景色の写真を見たことがあります。

こんな感じのもの。

消石灰で引いたテニスコートのラインみたいに曲がっていて、
誰がどんなふうに引いた線なのかが気になるような、そんな写真でした。

ところが、先日その白線がほんとうはグニャグニャ曲がっていたわけではないことに気づきました。

いつか見た写真と同じように、
グニャグニャと曲がる白線を実際に見つけたのですが、
実はその地面、よく見ると少しだけデコボコと膨らんだりへこんだりしていたのです。
真っ直ぐにひかれた白線でしたが、
デコボコの地面の上にあるとグニャグニャに曲がっているように見えたのです。

こうして10年以上前からの誤解に気づくこともあります。

わかっているようで、わかっていない。
わかっていないということだけは、わかっている。


サカグチ

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27 August

下地

こんにちは。
彦根駅前校の片岡です。

最近ふと思ったので下地(マチエール)の話をしてみたいと思います。

皆さんも色彩構成などで下地を作る事があると思います。
私の下地との出会いはやはり王道のジェッソでした。

※ジェッソとは水溶性の白亜下地の材料。今では、さまざまな絵の具メーカーがアクリル絵の具の下地材としてアクリルを媒材にして売り出していて、時には描画材として使われることも。

ジェッソは他の白色の絵具と違い乾くと適度な硬さを持ち、適度な耐水性があるので非常に使いやすい下地材です。簡単に言うと「いい感じのデコボコ」が作れるのです。

これを画面に塗ったり盛ったりすると、絵具を塗ったときに画用紙への水分の浸透具合が変わるのでいい感じになったり、ならなかったりします…

使ったことない人は1回使ってみてください!少量の容器のものもあります。

ジェッソのほかにもこれまた王道のモデリングペースト(通称モデペ盛上材)やセラミックスタッコ(コンクリートみたいにざらざらになる)などなど色々ありますし、私の知らないような新しい材料もどんどん開発されていると思うので気になったら使ってみましょう!
下地の話は次回に続きます!

今日の彦根校




下地がジェッソです。



片岡

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