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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
01 February

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22 September

人を描き、人型を造り、人を創造する



七条校、北大路のST生を対象に、人物デッサンを制作しています。
日ごろ人間関係に悩まされる人は多くとも、人物デッサンでは一旦は無縁でしょう。その理由ですが、北大路校隣のNETセンターにもあるミロのヴィーナス像、この像には腕がありません。むしろ腕がないことが、この像の神秘性を増しているそうです。人間の造形という営みが、いかに世間離れした行為かよく判る例です。この世間離れした行為は無力であり、何の社会問題解決の手立てにもなりません。油絵や日本画を描けることが、粘土で人型を造れることが、果たして就職にプラスになるかといえば、多くはそんなことはなく、一銭の価値にもならないことの方が多いです。けれど日本が世界で一番芸術に携わる人口が多く、美術館へ足を運ぶ国民と言われています。世の中で芸術が必要だと誰かに教わった訳では無いのにも係わらず・・・。



なので、人物モデルを観て描くことで、己の姿を確認をしているような、そんな禅問答の心境に至ってみてはどうか。人物を描くということ、造形することとは、きっとそういうことなんだと思います。人物デッサンの構図や構成、人の質感やモデルに似てる似てないは、あくまで時に、あくまで受験に必要な表現であって、それが造形の本質ではありません。人が人を描き続ける理由とその意味について、もう少し俯瞰で、また丁寧に考えてもらいたい。
また昨今、人前で話すことが上手な人=コミュニケーション上手だという風潮がある。自己啓発本やハウツー本などもあったり、けれどそれは往々にして、人付き合いが上手い人、友達が多い人が、コミュニケーション上手で優れた人だ!うらやましい!という勘違いから派生している。誰とでも言葉で上手く繋がっているようでいて、結局誰とも繋がっていない状態をつづけて、果たして孤独感はぬぐえるものか。「僕たち、私たち一緒よね」と確認しあっている様は、10年付き合ったカップルが、「僕たち、私たちラブラブよね」と他人にアピールしている違和感に似ていると思うのだが。


それよりも、なぜ人間てのはこんな形をしているのか、なんで脚が2本、腕も2本なのか、なぜ空を飛ばず地を這い歩くのか。観察を通して疑問を抱き、造形に思いを馳せることのほうが、本当に大事なことに近い気がします。



田和

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20 September

「まだ半年」?「あと半年」?

気付けば、9月ももうすぐ終わろうとしています。
9月が終われば10月がきます。
国公立大学の試験が3月に行われると考えると、実は試験まであと6ヶ月程となっているんです。
時間が経つのは早いなと感じます。
受験生の皆さんはここからが正念場ですね。ここから「まだ半年もある」と思うか「あと半年しかない」と思うかで今後の課題の取り組み方、成長に大きな差が出てくるのではないでしょうか。
彦根校の生徒には、実際に実技の課題を行っている時間というのはどの受験生もほぼ同じ。ではなぜ実技力に差が生まれてくるのか、という話をよくします。
私が思うに、実際に手を動かしている実技の時間以外の所でどれだけ実技のことを考えられているか、という事が差につながっているのではないかと感じます。
今回この部分がうまくいった、うまくいかなかった、次こんな課題がでたらこれを試してみよう、講評で言われたことをどう克服していけば良いのか、などなど…
お風呂に入っている時や、寝る前、通学時など、すこしでもいいので考える時間を作ってみてはどうでしょうか。
きっと何かが変わってくるはずです。

彦根校では受験がせまってきたという実感が出てきたためか高校生達の課題に取り組む姿勢も以前より良くなっているように感じます。


はらだ

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19 September

京芸補強がはじまりました

こんにちは。

9月も後半に差し掛かろうとしています。小学校は運動会の時期らしく、運動会の予行練習をしている様子を見かけて、秋だなぁとしみじみ感じています。


さて、アスクでは苦手なものを補う京芸補強が本日からはじまりました。


  
今日は立体課題を制作しています。

京芸の入試科目の中でも、立体が一番苦手だと感じている人も多いと思います。こんな素材で立体にすることができるのか、という変化球のような課題もあると思いますが、どんな課題でも確実に点数を得るために制作の中で共通して意識しなければならないことがあります。導入講評の中で、繰り返し言葉にされるポイントをもう一度、振り返る時間を作ることも大事なことだと思います。

良い作品を作って、講評で講師にしてやったりという顔を是非、見せてほしいと思います。


和田

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17 September

追いつく


受験生たるものテレビなど見る機会は無いと思います。
僕はあまりテレビが好きではないのですが、
受験生のぶんも見なければと、必死にテレビにかじり付くことを日々の修練に課しています。

テレビを見ていると最近とみに輝いている女優さんがいます。
石原さとみさんです。厚めの唇が素敵な女優さんです。
CMだドラマだ、と最近ほんとうによく見ますが、
そんな飛ぶ鳥を落とす勢いの石原さとみさんのことを
僕の知り合いの知り合いの知り合いは、こう評したそうです。
「石原さとみが最近やっと唇に追いついた」

今でこそまぶしいほどの輝きを放っている石原さとみさんですが、
以前はなんだか「ぶ厚い唇の、あかぬけない、もっさりした女優さん」という印象でした。
昔の彼女は、その特徴的な唇の存在感だけが行き場なくただただ宙に浮いていた感があります。
現在やっと、その唇が石原さとみさんの魅力のひとつとなった、と知り合いの知り合いの知り合いは言っているのでしょう。

さて、私が思うのは、
「面白いアイデアや豊かな創意に、あなたの技術は追いついていますか」
ということです。
偉そうにはなかなか言えないのですが、「面白い」ということはあるレベル以上の技術力があって初めて成り立つことのように思えます。
あるレベル以上というのは、せめて美大入試を突破できるくらいの、とも言えるかもしれません。
何かを的確に具現化するための技術がともなわないまま、大仰なアイデアや立派な創意だけが宙に浮いている様は、滑稽だと思います。あくまで個人的にそう思います。
唇のカゲにかくれ「ただの唇」だった石原さとみさんが、決死の覚悟と努力でもって「わたしの唇」を獲得せしめたことは容易に想像ができます。何を書いてるかわからなくなってきました。
とにかく、
将来やりたいことが、思うさま実現できるように、あるいは、面白いアイデアに「手」を追いつかせるようにするための、今はそんなひと時なのだと考えてみても良いかもしれません。

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16 September

9月ももうすぐ

こんにちは。
いつの間にか9月も半分が終わっていました。
最近は朝晩が涼しく、1日の寒暖差が激しいせいで体調を崩す人が増えてます。
体調管理は十分気をつけてください。
「体調管理に気をつけろ」といつも言ってる気がしますが、気にして気にしすぎることはないと思うので、なるべく注意しておいてください。

本日の七条


今日はSTSP生の授業のみですが、最近は秋の特講もはじまり、朝から晩まで教室はたくさんの人でいっぱいです。
季節は秋に向かって涼しくなっていますが、生徒達のやる気、集中力はまだまだ熱を失っていないようです。
その熱さをもって、受験生はこれから受験まで残りの時間を大切にしていきましょう。


坂谷

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