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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
03 February

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05 December

無題




みかんも顔を持つと、愛らしくなりますね。こんにちは、フルーツが苦手の田和です。

推薦入試の結果もほぼ出揃う頃でしょうか。
昨今の美大芸大受験においては、デザインを志望している生徒が美術科を受験し、日本画を目指す生徒が油画を受験したりします。世も変わりました。現代的で、受験における軽やかな転身として歓迎すべきことである一方、志望動機自体が希薄になったのではと疑いたくもなります。
いずれにせよ、どの時代のどんな生徒の受験にも対応していく、それがアートスクールであることに変わりはないでしょう。

面談や、進路相談をしていると、卒業後の仕事の種類、就職先、身の振り方について話が及ぶことがあります。そういう場合、自分の同期の話をするのはもちろん、有名な卒業生の逸話を話したりします。具体的に参考になりそうな書籍を勧めたりもします。また、昨今の大学案内をみてみると、たくさんの就職情報や、卒業生達の活躍が紙面を賑わせています。
それらを読んだ?見てみた?と質問すると、「色々あるのは知っている。」「よくわからない」「自分が望む情報ではない」「文章が長くて読む気がしない」「為になった」などなど反応も様々ある気がします。得てして、他人の活躍には興味が沸かず、身近に感じ辛い=遠い存在であるという事でしょうか。


しかし周りを見てください。
アートスクールには、各芸大美大を卒業した講師が在籍しています。
それぞれの先生方の、今の姿を、身近な先輩として、彼/女らが選んだ仕事であるということを考えたことがあるでしょうか?また、先生方の歴史を聞いてみたことはありますか?
活躍した時のこと、大きな失敗や成功談、途中で方向転換した理由、(筆をおいた理由などはあまり聞かないほうがいいのかもしれませんが…)たくさんの経験や選択をしてこられた生の存在であります。
僕は特に、ファインアート(美術)を志すということについて、その厳しさ、その難しさ、また楽しさについて、現状伝えられていないと思います。そもそも美術が楽しくなければ、稼げないにも関わらずこの世界に身を置くことを選択する人が、世界中でこんなに居るわけがない!と思うわけです。

12月15日(日)ASK各校で行われる美術系受験対策説明会では、こうした美大を目指すということの先にあることに話が及ぶ(かもしれません)ので注意して聞いてみてください。


「つくられる個性」という論文がネットで閲覧できます。 ※引用:つくられる個性/東京芸術大学と受験産業の美術教育 著者:荒木 慎也/ 平成17年 東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻 修士学位論文
数年前のものですが、関東の芸大受験産業を対象に受験生・芸大・予備校の三者の関係性について、学術的にまとめられたもので、非常に読み応えがあります。
興味のある方は読んでみてはいかが?



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04 December

振り返り~

北山にてST色彩週間や、京芸補強、夜間高校生授業などの指導に入っております、
 サイトウです。
 京芸補強もあれよあれよと、残すはあと一講座(色彩)ですね。
 
 
 最近、過去のみんなの作品を見返す機会が多いです。
 
  
 
   
 
 これは前期のアスクギャラリー掲載作品。(今回SPST生のとこだけ載せてますが)
 
 それぞれ4月からの8ヶ月間、どんな変化があったかな。

 作品箱から作品を出して、自分ひとりでじっくり分析してみる機会も必要だと思います。
 絶対に劣化している人はいない!
 (「スランプ」って感じることがある人もいるかと思うけど、新たな壁にぶつかってる状況かなと思います)

 
 色彩や立体は、「出題の答えになってるか」「伝わるか」という客観的な視点で
 作品の方向性を判断できる力が特に必要だと思います。
 
 受験生も基礎生も「他者の見方を想像する」ことを意識してほしいなと思います。

 ※校内生はアスクメンバーサイトのパスワードは、教室で公開してるので、
   過去のアスクギャラリーや京芸ファイルをみたい人は、講師に聞いてください。


   ふぁいっと~


 関係ないけど、最近、ライムスター宇多丸さんの映画批評をyoutubeで聞いております。

 感情的な感想だけでなく、
 監督の作品制作の流れでのその作品の価値付けや、
 映画史的な位置づけがあって勉強にもなります。
 
 表現された作品に付随してくる価値観の観点がちゃんと網羅されてるかんじがする。気がする。 
 いつかよろしければ聞いてください。
 受験生はセンター試験までは、英語のリスニング聞いてください!


 <サイトウ>

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03 December

色彩週間

さて、流行語大賞も決まり、紅白歌合戦の出場者も出揃い、後期の授業も終盤にさしかかってまいりました。
後期授業の締めくくりとして、三校のST・SP生は現在、色彩週間の真っ只中です。





色彩制作時の、この雑然とした机の上が僕は好きです。
この世界というのは、一言で言えば「バランス」でできているのであって、だとすれば
机の上が雑然としていればしているほど、画面上には美しい秩序が成立してくる。
というわけでもなさそうですが、
なんにせよ制作時のエネルギッシュな熱気を、この雑然が表わしている気がして、なんだか良いものだと思います。

短い制作時間の中でどれだけ密度の濃い仕事ができるのか、
熱気のある勢いと同時に、クールで合理的な判断も必要です。
それにつけても今年の流行語大賞。
ただひたすら熱気にまかせて四つとも大賞にしてしまった散漫さ。嗚呼、ぼやぼや感。
あれもこれもはダメですね。
焦点をしっかり絞っていきましょう。
じぇ・じぇ・が・え・し、じぇじぇ返しでしょ!
ね、なんのこっちゃですよ。

はやし

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02 December

秋から冬へ

こんばんは 保田です。秋ですね。イヤもう冬ですか。


北山校勤務時は自転車通勤してます!



この時期になると、京都アートスクールの「京都」の部分をアピールすべく
紅葉やら寺社の特別拝観、いかにも「芸術の秋」的な展覧会の話題などを
ブログで紹介しがちな保田です。

なのですが、今年は9月以降、ほとんどどこにも行けてません。
忙しかったり、休みが夫婦別々になりがちだったり、
そんな場合、外に出ず、家の掃除を命じられ外に出させてもらえなかったりで...。


残念です。せっかく京都に居りながら...。

前も紹介したJR東海の「そうだ京都、行こう」にもあるように

大人はひと秋ごとに何か大事なものを身につけてゆきたいのですが...

実際は、京都在住の人にとってみれば、それどころじゃないんですけどね。
かき入れ時ですからね。
料理旅館で働いている妻などに至っては、例年通りの「地獄の秋」だったりします。

しかし、先週、とうとう夫婦の休みが合いまして外に出ました。
妹がくれていた映画のタダ券が11月いっぱいで、また、妻の職場の知り合いから
もらっていた知恩院のライトアップのタダ券も期限が迫っていたので、
ランチ(モスバ)~映画~ライトアップ~豪華ディナー(といっても、カレーうどん)
というやや強引な秋満喫な1日を過ごしました。



仏像は高すぎてよく見えませんでしたが、高さに意味があるとも思えました。

なかなか良かったです。

しかし、僕は基本的にはライトアップはあまり好きじゃないです。
なぜならば、ライトアップしたところ以外暗くて見えない。
当たり前ですが。
しかし、もっといろいろ見たいのです。

『漆黒の闇の中にあでやかな真紅の紅葉が幻想的に浮かび上がる』演出とか、
『これぞ、というものだけに絞り込んでクローズアップする』演出、
なんてこともわかるのですが、実際は、よほど昼間の方が良いと思う。
今回はじめて行った友禅苑も、昼間行ったらもっとすばらしいはず。

しかし、受験生ぐらいの頃の自分はそれに気づいてなかったのも事実。
京丹後の田舎で、自然にまみれて育ちましたが、ただの山や川としか感じてなかった。

当日も、若い人が非常に多くてにぎわってましたね。
美しさに感動していた様子でした。
たぶん、いったんこうやって、あえて演出するということが、最初は必要なのかもしれません。
そうして、演出された「紅葉の美」を理解した後、実は日常の紅葉の方がよほど美しかったりする
ということに気づく、という順番なのかもしれませんね。


ただ、北山通りの「日常」も、都市計画の産物でもあります。


比叡山にほど近い岩倉、同志社高校前より。コーナン駐車場より。
  夕照の比叡山の美しさ...。
しかし、ここにも「借景」という作為があったりします。コーナンはそこまで考えてないと思うけど。



紅葉の次はクリスマス。
リニューアルされたノートルダム女学院のツリー楽しみです。
ここのツリーはほんとにセンスが良く、さすがと思わせられる。



世界最大級の知恩院三門。ライトアップは紅葉より建築ですね。大迫力でした。
なんだかんだで、結局楽しみました。
今回、楼上内部に入ることができたのは特に良かったです。
タダ券もらっていろいろ言ってごめんなさい。


さて、映画ですが、TOHOシネマズのタダ券をもらっていたので検索してみると、今は
携帯でチケットが買えるんですね。二条のTOHOシネマズはじめて映画を見に行きました(今ごろ)。
ものすごく館内が綺麗で居心地良くて、むしろ、そこに感動した。
いろいろな映画がありましたが、「かぐや姫のものがたり」か迷いながら、
「風立ちぬ」にしておきました(今ごろ)。結果、良かったですね。
※かぐや姫~の方も名作らしいですね。また、見に行きたい。

妻は、感動して素晴らしい映画だったと泣きながら言っていましたが、
僕は、良かったとは思うものの、映画とかアニメーションの評価基準が
自分の中で確立しておらず、実際良い映画といえるのかどうかはよくわかりませんでした。
泣いたけどね。
宮崎駿のアニメを映画館で見たのは「トトロ」以来なので約20年ぶりぐらいなのですが、
宮崎駿という人はよほど空が好きなんだなと思った。というより、飛行機がということでしょうか?
僕は映画とかアニメが苦手で、今回もタダ券があったのと、妻に引っ張られしぶしぶ行ったのですが、
入る前はすごくおっくうになります。2時間も拘束されるのが恐ろしいのです。飽きたらどうしようか?と。
(実際に飽きることはほとんどないのですが)

そんな自分も子供の頃はアニメを普通に見ていました。
宇宙戦艦ヤマト、ルパン三世、鬼太郎に、はくしょん大魔王、そして妖怪人間ベム。
70年代は一つのアニメ全盛期だったのではないでしょうか。しかし、そんな中でも、
小学4年か5年の時、『未来少年コナン』を始めて見た時の衝撃はいまだ鮮烈です。
で、その時の鮮烈な場面もやはり、空であり、飛行機だった。あと海。
それまでのアニメにはない、『激しく動く映像、それ自体』が目に飛び込んでくる感じ。
まさに『アニメーション』ということなのでしょうか。全然他とは違うと思った。ほんとに。
今回も、やはり、空はすごいと思いましたね。


実は、少し前に、実家のある京丹後市久美浜町に帰りました。
田舎の両親を見に帰る、といいながら、実際はふるさとの景色を見に帰ったというのが実態。
いつもは、海が見たくて帰るのですが、今回は、空と雲に感動したのです。
映画を見る前だったのですが、なにか偶然ですね。
というより、見たいところだけ見ているということなのかも。

ということで、最後に久美浜の空を紹介します。





自然の中にいると『時間』を体感することが出来る、と内田樹氏の本で読んだことがありましたが、
刻々と形と色を変える雲や空を見て実感しました。
京都は(高層ビルがなくて)空が広いのが魅力、と、東京の方などからは言われますが、
久美浜の空はレベルが違うほど広かったです。


保田

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01 December

センタープレでよい結果が出ますように

こんにちは。
ナカニシです。

今日は北山、七条のST・SP生が公開会場でセンタープレテストを受けています。
彦根のST生はこの間の金曜日に受けたので、もう自己採点済んでいるかな?
ちゃんと遅刻せずに会場までつけたかな・・・
昨日は早めにベッドに入って、ぐっすりと眠れたかな・・・
マークミスしていないかな・・・
色々な心配が頭をよぎります。

授業では良い点数が取れていても、模試では失敗してしまう人が多いです。
緊張してしまったり、長時間の試験で疲れてしまったりと色々な理由があると思いますが、
やっぱり普段から時間をはかって問題を解いている人は本番にも強いです。
欲を言えば、1科目だけでなく3科目ほど10分ほどの休憩をはさみながら続けて解いて欲しいです。
問題が必要な方はST・SP生以外の方もお気軽にお声おかけ下さい。
自習プリント用意しています!

本日の北山校 ask美術倶楽部の様子です。
今日も上田さんがおいしそうなお菓子をご用意して下さいました。




寒さが厳しくなってきました。体調にはお気をつけ下さい。
インフルエンザの予防接種もお忘れなく!



ナカニシ


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