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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
04 February

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26 February

京都芸大 2013年度入試(立体)

2日目の出題に関して


■立体
テーマ:「帽子」
与えられたピーマンをモチーフとして、上記のテーマを下記の条件に従って立体表現しなさい。

●条件(重要なもののみ抜粋)
・与えられたピーマンをよく観察し、かたちの特徴を生かして表現すること。
・ピーマンは切断するなどしてもよい。(終了後、すべて回収)
・解答には、白色ダンボール2種類、木工用速乾接着剤のみを使用しなさい。
 (つまり、ピーマンは作品の中には使わない)

※提出は、例年通りのダンボール箱に入れた状態で。

支給されるもの(重要なもののみ抜粋)
モチーフ:ピーマン1袋
解答用材料:白色ダンボール2種類 各3枚、木工用速乾接着剤1個

※現在、最終確認は行っておりませんが、生徒調査によると
 白色ダンボールは片面ダンボールで、2種は厚み(波の高さ)の違い。
 大きさは、四つ切大(あるいはB3大)だったとのことです。




いや~、しかし、まさかの2年連続「ピーマン」でした。
受験生も驚いたでしょう。

といっても、内容はまったく昨年度とは異なります。

12年度=モチーフ「ピーマン」を2個、粘土で観察描写
13年度=モチーフ「ピーマン」と、テーマ(帽子)から発想してダンボール紙2種で構成表現

今回は、観察描写的側面と構成表現的側面の両面がある出題でした。
ちなみに「帽子」というテーマは、1995年度の「不思議な帽子」と少し近いものでした。
(その時の材料は、針金3種(太・中・細)でした)

時間が1時間短くなることによる、際立った出題の変化はありませんでしたね。
みな同じ条件なので、3時間でどこまでできるか、ということでしょう。
12年度以降、毎年粘土か?という可能性もありましたが、それもなかったですね。

う~ん、なるほど。という感じです。

また、京芸ファイルで詳細報告を行いたいと思いますので、お楽しみに。
受験生のみなさん、本当にお疲れ様でした。

とりあえず、今夜はゆっくり休んで下さい。
次は中期・後期対策が待っている人も多いと思いますが…。
(アスクは明日は国公立対策はありませんが)



保田



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26 February

京都市立芸術大学 入学試験 2日目



今まさに、京都市立芸術大学の立体の試験真っ只中です。



昨日は試験当日だったので緊張感が伝わっていましたが、
今日は比較的リラックスしているように見えました。
どんな試験内容なのかは気になるところですが、
試験が終わった時には笑顔で出てくるのを、門のところで迎えたいです。



本日の夜に入試にふれたブログを更新するので、寝る前にチェックしてください◎

********************
京芸受験後、第6期間から国公立の対策をする人へ

開始の日程と時間を間違えないように、確認してください。
第6期間の2/27(水)はお休みで、授業は28(木)からです。
午後クラス13:00-17:00
夜間クラス17:30-20:30

志望校によって、受講教室が変更になっている人もいるので、
先生から指示があった教室へ当日は向かってください。
入試後一日はゆっくり身体を休めてから、中期・後期の試験に向けて対策していこうね!

上田

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25 February

京都芸大 2013年度入試。

1日目の出題内容について。



■描写
「与えられた缶1個、電球1個、インスタントラーメン1袋を、台紙上に配置し、鉛筆で描写しなさい。」

【条件】
1.与えられた全ての対象物を描写すること。
2.インスタントラーメンは袋を開封し、麺は一部以上を描く事。
(中の調味料は描く必要はありません。)


■色彩
テーマ:花
(与えられた25cm×50cmのケント紙に、長辺を2等分する線を引き、25cm×25cmの正方形画面を2つ作図する。それぞれ左の画面を画面①、右の画面を画面②とし、)
画面①に、与えられた材料(銀紙、トレーシングペーパー、白い紙、黒い紙)を使用し、貼り絵で表現しなさい。画面②に、画面①を、有彩色におきかえて再現しなさい。

【条件】
1.与えられた材料を全て使う必要はない。
2.与えられた材料は、はさみや手で自由な形に切ってよいが、立体をつくらずに、解答用紙にのりで貼り付けて使用する事。
3.与えられた材料は、画面①からはみ出さずに貼る事。紙の地色(白色)を残してもかまわない。
4.彩色は、画面②だけに行い画面②全てを着色すること。
5.彩色は、透明水彩絵具、不透明水彩絵具、色鉛筆、鉛筆を使用してよい。







「今の力」には、その人間の目標に向けて犠牲にしてきた時間・物量、そして気持ちがこもっている。
どんな試験でも、試験とは、受験者それぞれが培ってきた「今の力」を試し、発揮させ、審査し、寸分の誤差なく評価しようとするものであってほしいと思う。
そういう意味で、描写・色彩の出題は、良課題であったと思う。




試験科目の改訂があってから、1年目にあたる、初めての入試。
何が出題されるかわからない。四方厳重警戒のなかで実技の勉強に打ち込んだ一年間。

僕ら講師の想像以上に、受験生達にとっては過酷な一年間だったろう。

想定外が想定内。
文字通りそんな状況が当たり前の体制で試験に向ったみんなには、逞しさを感じています。


一日目、とりあえずはお疲れ様。




今日の試験で悔いの残る制作をした人に伝えたい事。


今日の試験と明日の試験は別。
どのみちすぐには結果は分からない。


<失敗体験は長い期間を経て、いつか必ず自分の力にかわる。>

そんな期待を込めて、今日の失敗は見えない隅においといて、毛布でも掛けて寝かせておこう。


そして、今日は君らも早く寝よう。




上杉


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24 February

国公立入試を前に AO特講・マンガ特講



国公立受験生へ

試験を明日からに控え、今更特にありません,,,。
しっかりと試験科目に集中する為の、心の準備だけして臨んで下さい。
試験は水物、何が出ても驚かないこと。
試験当日は、今日まで再三ASKで鍛えてきたであろう“自分で考え、対応する力”を発揮してください。
課題をよく読み、課題違反しないように。 当日、一人一人のASK生のことを思い、応援しています。






七条教室では、AO特講とマンガ特講をやっています。
受験生の忙しない緊張感の隣で、頑張っております。










次年度以降の受験生たちです。
若い芽が順調に育っています。来年受験生になる基礎生の皆さん、1年は短いです。
けれど、やれることはたくさんありますよ。

今から緊張感を持てなんて言いません。学校生活も学科の勉強も大事です。
ただASKに来る時間だけは、制作・課題に対して、真摯に向き合える意識が高い生徒になってください。
受験生となり、入直前だけでやれる事には、やはり物理的・時間的な限界があります。それを最近よく痛感します。

もっと早く始めていれば、、、あのときあの課題を休まず受けていれば、、、、なんてことにならぬよう、年間を通し出来るだけ多くの実制作を通して、実技力を上げていくことが不可欠。



田和

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23 February

大切なことを思い出す為のブログ

こないだの京芸作品展にて。学内展で懐かしい人に出会いました。

アスクで二浪した後、京芸に進学した、五年前の生徒。
昨年卒業して、今はデザイナーとして働いているとのこと。
彼の大学四年間は知らないが、始まりは知ってるので、ちょっと感傷的な気分になった。

夢を叶えたということか。
ふとそう思うと、なんかすごい事だと思えて、そのことを彼に話すと「そうっすかねぇ?」とケロっとしていた。
だって五年ほど前、北山教室で、不貞腐れながらデッサンしていた頃の事を思い返したらさぁ、と。

僕には少し前の事だけど、彼には大昔の出来事なんだろう。
僕は基礎生の引率、彼は知人からの頼まれ事があり、お互い忙しかったので、ほんの五分程の会話。


数日後、少し残業した後の帰り道、駅のホームで、三年前の生徒にあった。
現役生の時アスクにかよっていた生徒。
浪人からは関東の予備校に通う為に下宿すると聞いていたが、その後音信が途絶えていた。
一浪で見事、難関大学に合格し、今は大学でインテリアを学んでいるとのこと。
「あの頃は大変そうやったもんな」
「はい、ほんと部活が忙しかったんで。」

お互い少し緊張していたので、会話を切らさないように話した三駅分のほんの七分程の会話。
関東芸大のカリキュラムや日々の様子を、笑顔を絶やさず、はきはきと答えてくれた。


彼らの受験生時代の苦労を知ってる。
二人とも、見違える程たくましくなってた。
そして、彼らには彼らの、今の目標や乗り越えるべき壁があるのだろう。そんな活き活きとした顔をしてた。


彼らとの短い会話の後で思ったこと。それは、
(未来の事は誰にも分からないので、悲観的になる必要は全くなく、日々の事をコツコツと前向きに、一生懸命やっていく事しかできないんだなあ。)ということ。

当たり前だけどついつい忘れがちになっちゃう、大切な事だと思ったので、今日のブログに記しておこうと思い、書きました。


明後日、入試を受けにいく人達とも、三年後、五年後に、道端でばったり出会った時、きっと同じような話が出来る。

いつもと同じ一日。明後日の入試、これまでと変わらず、一生懸命に取り組んできて下さい。


アスクスタッフ一同、心から応援しています。


上杉


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