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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
05 February

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26 February

2/26(日) (2)国公立前期入試2日目 by保田


芸入試応援いってきました。




今朝はほんとに寒かったですね。
こんな寒いのはひさしぶりな気がします。はじめてかも。
なんて感じるのは、年をとったせいか...?

はじめてこの場に来た1986年以来、ほぼ欠かさずここには来てます。
最初は自分が受験生でした。(自分の時は2日目遅刻した!)
翌年は自治会活動関連で、翌年はクラブのチラシまき、翌年は…
93年以降は受験生の応援…。
最近は雪が減ってあったかくなったなあと思っていたのだが…。

実は1回だけ、応援に行かなかった年がある。
アスクの当時の先生で「応援なんて行くべきじゃない」と主張する先生がいて
その先生が言うには「指導すべきことは、入試前日までにした。だから、後は本人の孤独な戦いだ」
とのこと。
確にそうだ。応援なんて過保護じゃないのか!。と思いたって、あえてその年は行かなかったのです。02年度だったか?
すると、その年はかつてなく合格者が少なかった!

その後、やはり行くべしと思い、毎年1回は必ず行っている…。気弱いですね。
縁起なんて担ぐな、と生徒には言いながら(笑)
行っとけば、連続応援記録が樹立できたかもしれないのに…。

まあ、それは余談(冗談)ですが。

夕方も、試験問題情報を得るため、じゃなくて…失敗した生徒を慰めるため
4時半に行きました。夕方はそこまで寒くなかった。
出てきた生徒達は、みな第2課題の話題でもちきりでした。
(色彩1を話題にする生徒は一人もいなかった)
顔を見ると、苦笑い、苦悶、半笑い、笑顔、涙、怒り、微笑、喜びを隠したすまし顔etc....
それぞれでしたね。

「なんやなんや、どうやったんや」
と持ち帰ってきた問題を見ながら説明を受けたのですが…。

うーん。そうきたか…。
まあ、内容は京芸ファイルまで待ってもらうとして(笑)

受験生のみなさんを安心させるべく、少し整理しましょう。

顔を見ると、苦笑い、苦悶、半笑い、笑顔、涙、怒り、微笑、喜びを隠したすまし顔etc....
の様々な発言を要約すると、以下の2つに集約されます。いや3つかな。


1)
条件を文字通りに厳しく解釈して、限定された条件で制作した私は(僕は)、もしかして、条件を軽く考えて自由に表現した人よりも、著しく制約された条件のもとで制作した分、大きく損をしてしまっているのではないのか?

2)
条件を文字通りに解釈せず、自由な解釈で、自分の良いと思う表現でつっぱしった私は(僕は)、もしかして、条件違反で大幅に点を落としてしまうのではないか?

3)
条件に従って制作して、うまくいきました。


3)の人は、だぶんだまっていたと思う(内心笑っていた)
 そんな人は、そのまま、明日もがんばって下さい。

問題は、1)2)の人でしょう。

答えとしては、どちらの可能性もある、ということですね。
わかりませんね。はっきりいって。

ただ、(来年以降が心配ですが)色彩は今年までは2課題あるので、総合判断になります。力がある人がやたらと点を落としたり、逆にラッキーなことに下手な人が高得点をとることはあまりない科目です。毎年、いろんな出題があり、毎年受験生も講師もひやひやしているのですが、色彩に関しては、アスク的にはあまり予想のはずれはないのです。今回、けっこう変化のある課題ではありますが、たぶん、生徒が思っている程のことはないと思われます。結局良いものは良くて、良くないものは良くない。自分なりに自分の作品の出来を評価するしかない、と思います。

といっても、不安はぬぐえないのですが…。


もうひとつの答え

昨日の描写、今日の色彩の点は、わかりませんよね。ふたを開けてみなければ。
そして、明日の立体の点はまだ未定。

昨日、今日はもう一歩の点だが、明日逆転する人も、逆に、今日までの点はなかなか良かったが
明日失敗して急ブレーキを踏んでしまう人も、いるはずです。過去のデータではどっちもいます。
その他、様々なパターンがあります。

どっちになるのか。どれになるのか。
それは、わからない。やはり不安になる。

しかし、その不安を乗り越えられるかどうか、も、入試で判断される、受験生の力の一つ、
というか、かなり重要な一つなのじゃないかな。
一つヒントを言っておくと、不安はけっしてなくなりません。そういう性質のものです。
宗教学者の島田裕巳氏が面白いことを言っています。
不安と悩みの違い。悩みには対象がある。不安には対象がない。
「漠然とした不安」という言葉がありますが、それこそ、不安そのもの、ということ。
自分はデッサンが下手だ、は悩みだが、自分はデッサンも、色彩も立体もかなり出来るようになった、だけど不安だ、というのが不安。なので、原理的になくならないものなのです。というか、悩みか不安かどっちかは結局残るということ。
だけど、意思の力で、とりあえず、乗り越えることができる。というか、求められます…。


今日の結果をどう判断するか、難しいでしょう。でも、そこで動転して、明日の立体制作に悪影響を与えてしまう人、気を取り直して、新鮮な気持ち、無心で制作に集中し、好結果を得る人には、やはり、受験生としての実力の差がある、ということだと思う。

最終的な結論は、まあ、凡庸なものかもしれないけど、わからないことは、わからない、として、心の奥の方にキープしておく、そして、そんな過ぎたことよりも、明日の試験、ラストの「立体」に集中する、ということだと思います。


という訳で、昨日・今日の点はわかりません。とにかく明日の立体がんばりましょう。
悩んだり、不安に浸るのは明日以降いくらでも時間はあるので。



すいません。アップ遅くなりました。試験前日は、必ず早く寝よう、とか言いながら…。

最後に、立体については、前回保田が書いたブログ記事の最後の方「保田式失敗学」が参照になるので、そちらも読んでおいてほしいと思います。
一番「致命的?」な失敗に見舞われることが多い課題なので。



健闘を祈りつつ。
失敗慣れして失敗に強い保田より






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26 February

2/26(日) (1)国公立前期入試2日目

 今日は国公立前期入試の2日目。
今朝も京都市立芸術大学前まで受験生の応援に行ってきたマシヤマです。

 寒い!!昨日よりさらに寒い!!!
開門を持つのが辛かったですね。
ちょっとした気温、室温の変化に体の方が慌ててしまうこともあります。
試験前にカイロで手を温めたり、カイロが無ければマッサージしたりして、柔軟に手が動くようにしましょう。体が温まると、心もリラックスしてきますよ。

 今日は試験2日目ということもあってか、少し笑顔が多かった気がします。


(集合時のみんなの様子)

 今、このブログを書いている時間は第一課題の【着彩】試験が始まって2時間が経過した時点です。あと1時間です。今頃みんなはどんなモチーフを描いているのか……気になってしかたがない! でも、気にしつつも、こちらはこちらの仕事をしっかりしています。
だからみんなも慌てずに、いつもの制作でできていた“仕事”をやってきてね。

 【着彩】試験の後は第二課題【色彩】があります。
もしも……もしも、今日の着彩と色彩が思うように仕上がらなかったという人がいた場合にアドバイスです。
終わったことはしかたのないこと。「点数を取り返そう!」ともがくよりも、「描くこと・作ることが好き」という原点を思い出し、「自分の世界を見てほしい」という純粋な思いを持てばいい。みんな素敵な“風景”を持っているんだから。

 みんなが試験を終えて出てくるのを待っています。(私は行けないけれど、Y先生とU田さんがいてくれます。)
そして、今夜もまたブログアップの予定です☆

<マシヤマ>

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25 February

京芸 描写入試課題について


京都芸大、1日目の描写入試モチーフは、

「ペットボトル(コントレックス500ml)、クルミの実5個、軍手1組」でした。


ザ・卓上静物デッサンといった出題だったと思います。

皆が1年間、しのぎを削り、練磨してきた、観察する力、表現する力を、すかされる事なく真正面から受け止めてくれる課題だったのではないでしょうか。
そんな出題だった事に、僕は少し安堵しています。




入試モチーフや課題に関しての詳細は、3/4アップの京芸ファイルに記載します。




明日は、着彩・色彩の試験です。

試験で描く作品は、1枚です。その事に皆は緊張し、不安を感じます。
まるで初めての制作のように。

今まで着彩・色彩を50枚制作してきたとしたら、明日は、51枚目の制作です。
積み重ねてきた事を信じ、その厚みを感じながら、一歩一歩、確かな足取りで、制作してきて下さい。
大丈夫です。




上杉


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25 February

2/25土 (1) 国公立前期入試1日目


 さて今日は国公立前期入試1日目。
 あいにくの雨ですね。
 サイトウです。
 
 京都市立芸術大学は9:00〜13:00までが描写課題です。
 このブログを書いている今は、どんな課題が出たのかは分かっていない状態です。
 出来はどうだったかな?

  
 「失敗した」「むずかしかった」「不安」という人は、
 いかに負の気持ちに支配されず、切り替えて明日に向かうかですよ!
 家に帰ってから明日の練習をするのもいいでしょう。
 でもみんながみんな練習しなきゃ…とは思わなくてもいいかな。
 身体が覚えてるから。クロッキーくらいのことは手慣らしにしとくといいかも。
 でもあとはゆっくり休むこと、少し頭を切り替えることで前日準備としては十分かな。
 
 現在アップ中の京芸ファイル、入試当日の心構えを参照に。
 また、アスクメンバーサイトで歴代の京芸ファイルやaskgalleryも見られます。
 校内生は課題サイトのパスワードから入れるよ。
 校内生以外の方は、メンバーサイトに登録するとすぐにパスワードが送られてくるので閲覧可能です。(お金とかかかりませんのでご安心を)
 あんまり作例やアドバイスに今更惑わされないでもほしいけど。

 今日はわたしは、京都工芸繊維大学の応援にいってきました。
 造形工学課程は今日は図画じゃなく、筆記だけど。
 


 今、『美術教育学への道』(山本正男 玉川大学出版局 初版1981)
 という本を読んでいます。
 アスクの本棚にあったのを借りました。事後報告…!笑
 
 芭蕉の門弟服部土芳が『三冊子』の中でこんな言葉を書いているそうな。
 「内をつねに勤めて物に応ずれば、その心の句となる。
 内をつね勤めざるものは、ならざる故に私意をかけてするなり」

 これを著者の山本さんは、こんな風にまとめています。
 
 この伝統的芸術意識では、美や芸術的真実は人間の自我のいわば私心、
 私の作意によって創作されるものではなく、人間が内を謙虚に、
 すべての自然や対象と出会うところにおのずから生成するのです。
 ここでは個我の執着を棄てて、普遍我としての人間性へのたえざる高まり、
 いな人間ち自然事物とを含め、この世界に依存するものの道、
 大いなるモラルへの高まりと重なりが求められています。


 ちょっと何が書きたいのか怪しくなってきましたが…笑
 「○○してやろう!」という力の入れ具合にならず、
 謙虚に
 「そもそも絵の具ってきれいだよなー」「モチーフっていい色してんなぁ」
 と考えてね って言いたかったのです!
 明日もがんばれ!
 今日の夜もまたブログ更新しますね。
 おつかれさまでした。


 <サイトウ>
 

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23 February

京芸制作展バスツアー


先日の京芸制作展バスツアーの報告です。

京都市美術館に集合し、アスクからは引率者(林)を含め七名が、銅駝高校の生徒さんに混じり行動しました。

午前中は京芸学生さんの引率で、班に分かれてそれぞれの専攻をまわりました。
それぞれの専攻につき作者お1人ずつから作品の説明を受けました。
苦労話、作品制作にかかった予算など貴重なお話をうかがえました。
 

アスクで講師をされている先生方の作品も確認。
また、各賞にアスクの卒業生がたくさん入選しておられました。
    


午前後半は各自で自由に見てまわり、予定どおり13:00にバスにて京芸へ向け出発しました。
 

大学での展示は修士や博士の作品が主であったようです。(日本画は全部、デザインの大半は美術館での展示でした)
こちらは、作者さんのトークは基本的になく、係りの学生さんの引率で簡単な実習設備の説明を受けながらまわりました。
彫刻科の展示では、たまたまそばにいた作者さんをつかまえて、トークしていただくこともできました。


15:30ごろ、銅駝の生徒さん共々集合し、全員解散しました。
展示自体は17:00まで見ることができたので、アスクの生徒何人かはしばらく見てまわっていたようです。

生徒からは、初めて見るようなものもたくさん見られて、大変面白かったとの声がありました。
これから進路を定めるための、よい情報のひとつになったと思います。
高校一、二年生は今のうちに色々な大学を調べたり、こうしたイベントに参加してみましょう。

お世話してくださった京芸の学生さん、混じらせてもらった銅駝高校 のみなさん、ありがとうございました。

ところで前期試験間近の現在、今日も七条教室、草津教室では京芸志望以外の、たくさんの受験生が多様な国公立志望校対策を行っています。
広島市立大学、尾道大学、岡山大学、滋賀県立大学、金沢美術工芸大、京都工芸繊維大学、京都教育大学、大阪教育大学、三重大学、愛知県立芸術大学、静岡文化芸術大学・・・・・とにかく様々です。
様々な対策に様々な方向性で取り組んでいる様々な生徒を見て言えるのは、この時期、みんな見るたびに総じて何かがレベルアップしているということでしょうか。
後退や足踏みしている人が一人たりともいない。
これは、当たり前のことのようで凄いことだと思います。

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