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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
05 February

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31 January

直前講習 第3期間 北山教室

こんばんは。

実技講師の上杉です。

直前講習も第3期間目、折り返し地点を迎えました。

来週に迫った京芸模試に向けて、皆、奮闘しています。


           

「まとまりのある画面」という言葉が、本日の描写課題の講評でのキーワードだったと思います。


まとまりのある作品とはどういう状態なのでしょうか。
やや具体性のない言葉なので、上手くイメージを掴めない人もいるかも知れません。


まとまりのある「集団」に置き換えて、考えていきたいと思います。

集団に、まとまりが生まれる状態とは、集団の中で、一人一人が役割を持っている状態だと思います。

リーダーや、ムードメイカーなど。

優柔不断な人がいるからこそ、決断力のある人がリーダーとしての役割を担えるだと思います。
頑固で真面目な人がいるからこそ、お茶目な人はムードメイカーとして、集団の中で役割を担えるのだと思います。


一人一人が違うからこそ、それぞれの個性が、役割を担うのだと思います。


全員が同じようにリーダ的存在だったら、確実に意見はまとまらないと思います。
全員が優柔不断な人たちでも同じだと思います。


まとまりのある集団とは、一人一人が違う性質を持つ事が必要不可欠であると思います。


描写の画面に於ける「まとまり」も、同じだと思います。

描き込んでいる部分が主役として見えてくるのは、あまり描き込まれていない部分があるから。
逆もしかり。強く描かれた部分があるからこそ、弱く描かれた部分は、主役を引き立てる脇役としての役割を担い、画面を支えるのだと思います。

タッチが粗い部分は、タッチが詰まっている部分があるからこそ、「手前」に置かれた物として、活き活きと見えるのだと思います。

画面全てのタッチが粗い作品は、雑なだけです。役割が生まれていません。


違いをつくり、それぞれに役割を与えていく事。
描かれた部分のそれぞれが、異なる役割を持っている状態が、まとまりのある作品であると思います。




直前模試、頑張って下さい。



上杉









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28 January

がんばれー!!


 北山で京芸受験の色彩授業に連日入ったり、
 七条教室の国公立芸大・私大受験(試験間近!)に入ったりしています。
 サイトウです。
 
  
  
  

 受験生は直前講習まっ只中。
 高校3年生はあらがえない『テスト期間』などとも兼ね合いをつけながら、
 必死で過ごしている期間ですね。
 生徒のみんなは、
 それぞれの環境や事情からくるプレッシャーを抱えながら、
 それぞれの背景にいろんな荷物を抱えながら、
 過ごしているんだろうな…と思っています。
 「国公立しか経済的に無理よ」と常々言われているとか、
 親御さんも美術系出身で簡単には「しんどい」なんて甘えてられないな…と思っているとか、その他もろもろ。

 あえて試験前の今、伝えたいなと思うことは、
 受験に合格できるかどうかはわかりやすいひとつの基準だけど、
 けっしてゴールでもなく、価値のすべてでもないということ。
 正直、「スランプ」なんてかんじるには何十年か早いんだと思う。
 きっと、美術の奥の深さの中では受験で感じる壁なんて、浅瀬に過ぎない。
 
 でも苦しいし、孤独だし、焦るし、超えたい壁だし。

 その思いを具体的に作品や日々の行為に還元していくしかない。
 大人はそうやって不安を行為に還元しながら生きている。
 はちきれそうになったら、相談したり愚痴ったりすればいいと思う。

 常に人生に葛藤はつきもので、割り切れないところに魅力を感じるんだとも思う。 
 今、人数が多いなかで、ひとりひとりに声はかけられていないけど、
 作品や表情からひとりひとりの葛藤や成長は感じています。
 細かいことは察知できていないと思うけど。 
 ほんとに、卑屈にならず、傲慢にならず、
 何ができていて何ができていないのか、冷静に自分と向き合って
 歩んでほしいと思います。

 

 先日から疲れがたまるとすぐ風邪っぽくなります。
 よく寝るとなおるんだけど。
 みんなも手洗いうがいなど体調管理も心がけてね。
 応援してます


 <サイトウ>

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26 January

京芸出願について

こんばんは。アスクの上田です。

京芸の入試まで一ヶ月をきりましたね。
    

自分が思っている以上に時間経つのが早いです。
センター試験の時にも感じたと思いましたが、
センターまで「半年」「一ヶ月」「一週間」「一日」…
あっという間だったと思ったと同時に、時間の貴重さがわかったのではないでしょうか?

今まさに実技の講評を受けているみなさんも、貴重の時間を過ごしています。
先生が言っていることを理解し、次の制作に生かしてほしいと思います。
 


さて、京芸の出願についてお知らせです。
すでに願書受付が始まっているのでまだ出していない方は早く準備して出しましょう!

京都市立芸術大学
■出願期間1/23(月)~2/1(水)まで(必着)
1/30(月)以前の発信局消印のある速達・簡易書留郵便に限り、
期限後に到着した場合でも受理します。
■出願方法 
必要書類を同封し、必ず速達・簡易書留で郵送して下さい。
直接大学に持参しても受け付けできません。


上田

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26 January

北山教室の様子

北山教室の様子です。
直前講習も二週目に突入し、教室のボルテージも高まってきています。
大教室も学科教室もきっちきちです。


本日の課題は色彩です。なので道具がかさばり、机の上もこのありさま。


前半は「自然界の調べ」後半は「人間界の夢」というテーマで制作しました。
色彩構成、とくに京芸対策のそれはとても自由度の高い科目だと思います。
そのぶん自分の判断に依る領域が多いのも事実です。

突然ですが、小学生のころ「学級目標」なるものがありました。
「廊下を走らない」
「あいさつをしよう」
「忘れものをしない」
「人の話はきこう」
「イガグリを丸飲みしない」
「外出時は靴をはこう」
「ズボンを着ない」
「セーターをはかない」
「豆乳をまめちちと読まない」
中盤あたりからは面倒くさくなって適当に書きましたが、それらが示すのはおおむね「あたりまえ」のことです。
色彩構成においても、いくら自由度があるといっても、「あたりまえ」のことは当然遵守すべきです。
構成はどうなのか、色はどうなのか。ある程度理論で説明できることはきっと「あたりまえ」のことですね。
ただ、「あたりまえ」のことさえ踏まえればあとは楽しんで、面白がってやればいいだけの話です。
「あたりまえ」からこぼれ落ちてくる部分が、面白さであったり、どれひとつ同じ作品にならない理由であったりします。
いろんな先生がいろんなことを言うと思いますが、萎縮せずに自分のやりたいことをたくましく試していってください。
色彩構成はとくにそういうことの許される科目だと思います。

はやし

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23 January

京芸ファイル

みなさん こんばんわ 保田です。

本日は、京芸ファイルの宣伝をさせてもらいます。
既に見てもらっている人も多いとは思いますので
今さらと言われるかもしれませんが。


京芸ファイル


京芸ファイルは毎月17日アップなのですが、
1月号は毎年テーマが決まっています。
もちろん、直前講習特集です。

たぶん、ほとんどの京芸受験生が、今、
センター対策から開放され、実技に集中できる願ってもない時期に突入したことで
のりのりになって、ガンガンにやっていることと思います。
まあ、言うことないのですが…
しかし、ただたくさん制作して、「慣れる」ということでなく、
しっかり、今やるべきことを、よく理解して取り組んでほしいと思うんですね。
そのために、やや理屈っぽく説明しているのが、1ページ目です。

そして、具体例をあげているのが2ページ目です。

具体例は、今回、色彩第2課題、つまり「色彩表現」を取り上げてます。
作例や課題例もあるので、じっくり見て下さいね。
特に、冬期模試についてのコメントは、次回の直前模試を受けるにあたって、
テンションを上げてもらいたいとの思いがあります。
(もちろん、すべては、その先の入試本番のためなのですが)


重複した説明は避けますので、ぜひ、本文を見て欲しいと思います。





芸術の世界っていろいろ矛盾しているややこしいことが多いと思うんですね。
受験も例外ではないと思う。

芸術は、なんといっても感覚的な部分が大きいと思う。
身体で憶えないとどうにもならない。
考えて制作しているようじゃあ間に合わないんですね。
考える前に身体が動かないと4時間でデッサンなんで絶対にできない。
3時間で色彩表現を完成させるなんて絶対無理。
言葉にならないことも多い。
しかし、感覚を鍛えるために、身体をつくるために、考えること、理論は必要だと思います。
そして、言葉にならないものをとらえるため、言葉をつくすことも必要です。

みんな、身体は十分動かしている、という前提での発言ですが。


保田

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