29 July 第2回全国高校・予備校教員研修大会 その他 こんばんわ保田です。夏期講習、いよいよ盛り上がってきましたね。既に第3週目に突入しているんですね。気をつけないとあっという間に時間経ちますね。今週から多くの高校が夏休みに入るので、ここから開始という生徒も多いと思います。さて、今日は、北山から、夏期講習以外の話題を少し...◆おととい7月26日(金)京都造形芸大主催の第2回全国高校・予備校教員研修大会に行って来ました。 美術教育に対する危機意識、というよりも、日本の教育や、現代社会に対する危機意識からスタートした企画で、第2回目の今年度の内容は、時代の変化が若者に与えている影響を踏まえ、今後の美術教育(「教育」という一方公的な言葉自体が批判の対象となっていました)はどうあるべきか、芸術系大学の就職の問題をどう考えるか、(これも、就職問題という狭い話ではなく、社会の中での大学の位置づけ、大学教育の意味)という話であったり、画材問題(?)の提言(日本画=岩絵具、油画=油絵具、など思考停止的な前提をとっぱらったレベルでの抜本的な画材研究、画材教育のあり方)などでした。 環デの合評してました 京造に行くと井上有一の書を必ず見るもちろん、それらのテーマに関する、京都造形芸術大学としての取り組みの紹介という側面はあり、(それ自体、かなり説得力を感じる部分もありましたが、特に就職率の向上など)、しかし、全体としては、大学の宣伝的なものであるよりは、美術教育にかかわる諸組織が問題意識を共有することを目指した、コミュニケーションの場をつくろう、様々な大学の外部を巻き込もうという意識が強く感じられるもので、就職問題では就職問題の会社であるマイナビによる現状報告があったり、画材問題(?)では、複数のメーカー(ホルベインなど)の参加があったりもしましたし、そして、我々予備校の講師達と、高校の教員達が同じような立場で集まって、いろいろな話が出来る場、という点で貴重なものであったと思います。ただ、1日というのは、大変短いものですし、まだ第2回目ということで、現段階でなんらかの結果が出ている訳ではなく、あくまで未来に向けた試みという段階のように思われました。ちょっと、このブログの制限字数(ってあるのかな?)で具体的に、うまく伝えることが難しいのですが...。とりあえず、参加させてもらった感想としては、素晴らしい研修大会であったと思います。もちろん大学の宣伝目的があるからとはいえ、100%大学からの持ち出しでこのような、社会に対する前向きな企画をされることはすばらしいことだと思いますし、京都造形芸術大学が発している提言に対しては、アスクとしてもしっかり受け止め、返答していく努力が必要なのではないか、と思いました。芸術大学、美術予備校、高校(美術科、美術部)、画材メーカー、就職関係の会社、その他美術や教育をとりまく組織はいろいろありますが、そのいずれの組織も、より良くあることが出来るし、より悪くあることも可能なのだと思います。少しでもより良くあるよう努力することが大切だと思いました。保田◆昨日は、大阪に展覧会を観にいきました。一つは第62回 大阪私学美術展(大阪市立美術館) 写真は会場のごく一部です最近、アスクには大阪からの生徒も増えていますが、大阪の美術の先生からの紹介で、初めて見に行かしてもらいました。すごい量!何百枚あるのか?しかも1枚1枚、丁寧に時間をかけて制作されており、密度もすごかった。受験生と比べて、上手いってことはないけれども、とにかくエネルギーが凄かった。受け付けにおられた先生に聞いたところ、これでも、最近は数がやや減っているとのこと。それで、この数ですか~?私学だけでこの数だったら公立も合わせるとどうなるのか?大阪は美術スゴイとは聞いていましたが。 大阪市立美術館へは通天閣の前を通って行きます。阿倍野ハルカスも見えます。 その後、国立国際美術館で「貴婦人と一角獣」展を観ました。 角をつけて写真が撮れる(大人用もあった)パリにあるクリュニー中世美術館の至宝が日本に来る、とのことで、早速観にいきました。実は中世美術が大好きなので。昨日は、講演会もありましたが、やはり定員オーバーで聴講は無理でした。図録買ったので、後で勉強します。まずは、とにかく目に焼き付けておきました。素晴らしかった。その後、堂島ビエンナーレにも行くつもりでしたが、限界を感じて帰りました。すぐ近くだったんだけど...。◆そして本日は、アスク美術倶楽部で、U君が油彩を完成させました。 油絵3枚目にして、ここまで描けるようになった。完成記念に、モチーフのオリーブを上田さんに贈呈。次の方向性を探る。(ホキ美術館のチラシを見ながら、リアリズムで行くか?) [0回]PR 2013/07/29 (Mon) 01:20 アスクでのこと Comment(0)