06 October 美術倶楽部報告 U君の場合 保田です。本日は、アスク美術倶楽部の紹介です。北山校は長らく保田が担当しております。老若男女様々なメンバーが在籍する美術倶楽部ですが、本日紹介したいのは、中でも最もがんばっているU君の軌跡です。2年前の夏に第一回美術倶楽部展を行いました。その後の軌跡。 参加者の記念撮影(大分メンバー入れ替わってますね) 会場風景その時のU君の作品は石膏像大顔面と牛骨の鉛筆デッサンでした。 その後も1年ほど、鉛筆デッサンを行いましたが、次のステップとして油彩に挑戦しました。 デッサンはかなり上達したU君ですが、油彩はまったくはじめての経験。まずは、初心者向けの「リミテッド・パレット」という方法を用いて主に白いモチーフを描きました。「リミテッド」とは限定された、という意味なのですが、最初は白・黒・赤・黄の4色のみ。 牛骨は美術倶楽部の小学生メンバーといっしょに描きました。途中から絵具にブルーも加え、ほぼ自然色の表現にしました。 次は、やはり白い石膏をメインとした静物。しかし、りんごなどカラフルなモチーフもいくつか加えました。ここまでは、モチーフや保田が組みました。 次は色を6色まで増やしてスタート。まだ「リミテッド」ではあります。モチーフもほぼ自分で構成。これが難しいですね、意外と...。色は途中から、少しずつ増やしていっています。ある程度描いたところ(右画像)で、ふと、なんか足りない感じがする。 とのことで...山形パンが登場しました。途中からの追加ですが...割と自然に入った。この方がいいですね。 完成。 そして、最新作。今年の夏前から描きはじめているモチーフ。今回は、モチーフも全て自分で選び、絵具の制限も最初からなくしました。「リミテッド・パレット」は卒業です。...しかし、最初から色々な色を安易に入れ過ぎて、明暗が曖昧になってしまった。これでは空間性が乏しくなってしまう。実はこれ、まったくありがちな失敗です。ということで、再度、明暗を整えたのが右画像(この8月の段階)その後、少し展開していますが、まだ未完成です。なのですが、紹介はここまでとします。ほぼコンスタントに活動に参加しているU君ですが、週に1回なので、ゆっくりしたペースではあります。が、確実にステップアップはしていると思います。しかし、もっとスピードアップしてほしい、とも思う。そして、保田のアドバイスなどなくてもどんどん自由に描けるようになってほしいと思っています。完成作の紹介は「第二回美術倶楽部展で...」ということにしたいのですが、展覧会はまだ未定。保田 [0回]PR 2013/10/06 (Sun) 18:26 アスク美術倶楽部 Comment(0)