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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
22 November

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20 October

10月の京芸ファイル 

こんばんは保田です。
本日は北山校から、京芸ファイルの紹介です。

今月の京芸ファイルは
『2014年度入試を予測する(色彩編)』
大胆にも、2014年度、それ以降の京芸色彩課題を予測しております。

さて、京芸の色彩、昨年度から、大きく変わりました。
着彩描写(3h)がなくなりました。
残った色彩表現(3h)は、どんな課題になるのか?が注目された訳ですが、


結果2013年度は

でした。

やはり、近年の傾向がしばらく続くのかな、と思わせるような出題だったと思います。
近年の傾向?って思う方は、京芸ファイルの本文をご確認下さい。

と、言いたいところだが、簡単にまとめると、構成的な傾向、あるいは図案的といってもいいかな、という感じで、世紀末~00年代前半の、テーマから自由に発想、条件なし、どんな表現でもOKという時代と比べると、テーマはありながらも、それよりは条件からの発想がメインであるような出題ということでしょうか。00年代前半よりは、むしろ、99年度以前の傾向に近い、などと、簡単にまとめてしまうと危険なので、やはり、本文を各自見てほしいと思います。
毎回言っていますが、自分の頭で考えてほしいので。
近過去15年分の作例(ほとんど200点台の合格再現作品です)も公開していますので...。


保田

ところで、先週、滋賀県の某高校を訪問した際、先生から
「京芸で着彩がなくなった訳ですが、その後、カリキュラムをどうされたか」という質問を受けました。
「着彩描写の授業時間はある程度減らしてはいますが、色彩表現の基礎として、また、デッサン力養成にも必要なので、回数は減ったものの、引き続き重視して取り組んでいます」と答えました。

その先生は、彫刻科出身の先生ですが、やはり着彩は重要科目と考えておられ、アスクの方針に賛同してもらえました。

入試は、もともと、大学が生徒を選別するために出来た制度であり(定員が希望者数より少なければ不可避)、本来的には教育目的ではないと思います。だから、大学が入試の科目を減らしたり、実技軽視ともとれるような入試を導入することについて、教育的観点から批判する、というのは、どうも理屈に合わないと感じます。(受験じゃなくても勉強しろよ、というのが本筋ではないか?)

しかし、実際には、これまで受験対策として行われてきたことが、造形の基礎教育として不可欠な部分であったことも事実だと思います。(やっぱり合否がかかってるからこそ必死になるということも否定できない)
大学の先生も、いろいろ入試問題に変化をつけたりしながら、入学前に学んでほしいことを生徒に伝えようとしているのではないかな?。だから、京芸の色彩でもイメージ表現的性質が強くなりすぎたら、バランスを整えようとして、入試問題で少し構成的側面を強調してみたり、逆に、色彩構成一点張りの生徒ばっかり増えてきたと感じたら、また自由な表現が出来る出題をしてみたり、様子を見ながら対応するのではないか、と思われます。この辺になると、保田の個人的な想像の範囲と思って読んでほしいのですが...。

受験時代に、できるだけ、基礎をしっかり身につけて大学に入ってほしいものです。
(センターの勉強だってそうだよ)




最後に...
今年の京芸の芸大祭で、『千住明×クワクボリョウタ のトークショー』があるとのことです。
アスクOBがチラシ持ってきてくれたので、せっかくなので一応、この場を借りて宣伝しておきます。
面白いかどうかは、わかりませんが...。

11月2日(土)12:30~14:30 京都芸大 講義棟 3階 L1教室 (有料)

くわしくは京芸のHPで確認お願いします



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