02 December 秋から冬へ こんばんは 保田です。秋ですね。イヤもう冬ですか。 北山校勤務時は自転車通勤してます!この時期になると、京都アートスクールの「京都」の部分をアピールすべく紅葉やら寺社の特別拝観、いかにも「芸術の秋」的な展覧会の話題などをブログで紹介しがちな保田です。なのですが、今年は9月以降、ほとんどどこにも行けてません。忙しかったり、休みが夫婦別々になりがちだったり、そんな場合、外に出ず、家の掃除を命じられ外に出させてもらえなかったりで...。残念です。せっかく京都に居りながら...。前も紹介したJR東海の「そうだ京都、行こう」にもあるように大人はひと秋ごとに何か大事なものを身につけてゆきたいのですが...実際は、京都在住の人にとってみれば、それどころじゃないんですけどね。かき入れ時ですからね。料理旅館で働いている妻などに至っては、例年通りの「地獄の秋」だったりします。しかし、先週、とうとう夫婦の休みが合いまして外に出ました。妹がくれていた映画のタダ券が11月いっぱいで、また、妻の職場の知り合いからもらっていた知恩院のライトアップのタダ券も期限が迫っていたので、ランチ(モスバ)~映画~ライトアップ~豪華ディナー(といっても、カレーうどん)というやや強引な秋満喫な1日を過ごしました。 仏像は高すぎてよく見えませんでしたが、高さに意味があるとも思えました。なかなか良かったです。しかし、僕は基本的にはライトアップはあまり好きじゃないです。なぜならば、ライトアップしたところ以外暗くて見えない。当たり前ですが。しかし、もっといろいろ見たいのです。『漆黒の闇の中にあでやかな真紅の紅葉が幻想的に浮かび上がる』演出とか、『これぞ、というものだけに絞り込んでクローズアップする』演出、なんてこともわかるのですが、実際は、よほど昼間の方が良いと思う。今回はじめて行った友禅苑も、昼間行ったらもっとすばらしいはず。しかし、受験生ぐらいの頃の自分はそれに気づいてなかったのも事実。京丹後の田舎で、自然にまみれて育ちましたが、ただの山や川としか感じてなかった。当日も、若い人が非常に多くてにぎわってましたね。美しさに感動していた様子でした。たぶん、いったんこうやって、あえて演出するということが、最初は必要なのかもしれません。そうして、演出された「紅葉の美」を理解した後、実は日常の紅葉の方がよほど美しかったりするということに気づく、という順番なのかもしれませんね。 ただ、北山通りの「日常」も、都市計画の産物でもあります。 比叡山にほど近い岩倉、同志社高校前より。コーナン駐車場より。 夕照の比叡山の美しさ...。しかし、ここにも「借景」という作為があったりします。コーナンはそこまで考えてないと思うけど。 紅葉の次はクリスマス。リニューアルされたノートルダム女学院のツリー楽しみです。ここのツリーはほんとにセンスが良く、さすがと思わせられる。 世界最大級の知恩院三門。ライトアップは紅葉より建築ですね。大迫力でした。なんだかんだで、結局楽しみました。今回、楼上内部に入ることができたのは特に良かったです。タダ券もらっていろいろ言ってごめんなさい。さて、映画ですが、TOHOシネマズのタダ券をもらっていたので検索してみると、今は携帯でチケットが買えるんですね。二条のTOHOシネマズはじめて映画を見に行きました(今ごろ)。ものすごく館内が綺麗で居心地良くて、むしろ、そこに感動した。いろいろな映画がありましたが、「かぐや姫のものがたり」か迷いながら、「風立ちぬ」にしておきました(今ごろ)。結果、良かったですね。※かぐや姫~の方も名作らしいですね。また、見に行きたい。妻は、感動して素晴らしい映画だったと泣きながら言っていましたが、僕は、良かったとは思うものの、映画とかアニメーションの評価基準が自分の中で確立しておらず、実際良い映画といえるのかどうかはよくわかりませんでした。泣いたけどね。宮崎駿のアニメを映画館で見たのは「トトロ」以来なので約20年ぶりぐらいなのですが、宮崎駿という人はよほど空が好きなんだなと思った。というより、飛行機がということでしょうか?僕は映画とかアニメが苦手で、今回もタダ券があったのと、妻に引っ張られしぶしぶ行ったのですが、入る前はすごくおっくうになります。2時間も拘束されるのが恐ろしいのです。飽きたらどうしようか?と。(実際に飽きることはほとんどないのですが)そんな自分も子供の頃はアニメを普通に見ていました。宇宙戦艦ヤマト、ルパン三世、鬼太郎に、はくしょん大魔王、そして妖怪人間ベム。70年代は一つのアニメ全盛期だったのではないでしょうか。しかし、そんな中でも、小学4年か5年の時、『未来少年コナン』を始めて見た時の衝撃はいまだ鮮烈です。で、その時の鮮烈な場面もやはり、空であり、飛行機だった。あと海。それまでのアニメにはない、『激しく動く映像、それ自体』が目に飛び込んでくる感じ。まさに『アニメーション』ということなのでしょうか。全然他とは違うと思った。ほんとに。今回も、やはり、空はすごいと思いましたね。実は、少し前に、実家のある京丹後市久美浜町に帰りました。田舎の両親を見に帰る、といいながら、実際はふるさとの景色を見に帰ったというのが実態。いつもは、海が見たくて帰るのですが、今回は、空と雲に感動したのです。映画を見る前だったのですが、なにか偶然ですね。というより、見たいところだけ見ているということなのかも。ということで、最後に久美浜の空を紹介します。 自然の中にいると『時間』を体感することが出来る、と内田樹氏の本で読んだことがありましたが、刻々と形と色を変える雲や空を見て実感しました。京都は(高層ビルがなくて)空が広いのが魅力、と、東京の方などからは言われますが、久美浜の空はレベルが違うほど広かったです。保田 [0回]PR 2013/12/02 (Mon) 22:01 アスクでのこと Comment(0)