05 December 無題 みかんも顔を持つと、愛らしくなりますね。こんにちは、フルーツが苦手の田和です。推薦入試の結果もほぼ出揃う頃でしょうか。昨今の美大芸大受験においては、デザインを志望している生徒が美術科を受験し、日本画を目指す生徒が油画を受験したりします。世も変わりました。現代的で、受験における軽やかな転身として歓迎すべきことである一方、志望動機自体が希薄になったのではと疑いたくもなります。いずれにせよ、どの時代のどんな生徒の受験にも対応していく、それがアートスクールであることに変わりはないでしょう。面談や、進路相談をしていると、卒業後の仕事の種類、就職先、身の振り方について話が及ぶことがあります。そういう場合、自分の同期の話をするのはもちろん、有名な卒業生の逸話を話したりします。具体的に参考になりそうな書籍を勧めたりもします。また、昨今の大学案内をみてみると、たくさんの就職情報や、卒業生達の活躍が紙面を賑わせています。それらを読んだ?見てみた?と質問すると、「色々あるのは知っている。」「よくわからない」「自分が望む情報ではない」「文章が長くて読む気がしない」「為になった」などなど反応も様々ある気がします。得てして、他人の活躍には興味が沸かず、身近に感じ辛い=遠い存在であるという事でしょうか。しかし周りを見てください。アートスクールには、各芸大美大を卒業した講師が在籍しています。それぞれの先生方の、今の姿を、身近な先輩として、彼/女らが選んだ仕事であるということを考えたことがあるでしょうか?また、先生方の歴史を聞いてみたことはありますか?活躍した時のこと、大きな失敗や成功談、途中で方向転換した理由、(筆をおいた理由などはあまり聞かないほうがいいのかもしれませんが…)たくさんの経験や選択をしてこられた生の存在であります。僕は特に、ファインアート(美術)を志すということについて、その厳しさ、その難しさ、また楽しさについて、現状伝えられていないと思います。そもそも美術が楽しくなければ、稼げないにも関わらずこの世界に身を置くことを選択する人が、世界中でこんなに居るわけがない!と思うわけです。12月15日(日)ASK各校で行われる美術系受験対策説明会では、こうした美大を目指すということの先にあることに話が及ぶ(かもしれません)ので注意して聞いてみてください。「つくられる個性」という論文がネットで閲覧できます。 ※引用:つくられる個性/東京芸術大学と受験産業の美術教育 著者:荒木 慎也/ 平成17年 東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻 修士学位論文数年前のものですが、関東の芸大受験産業を対象に受験生・芸大・予備校の三者の関係性について、学術的にまとめられたもので、非常に読み応えがあります。興味のある方は読んでみてはいかが? [0回]PR 2013/12/05 (Thu) 16:12 アスクでのこと Comment(0)