03 March 自画像に始まり、自画像に終わる? 田和です。上は、1997年当時、一浪生だった私が大阪で下宿をしながら、夜な夜な描いた自画像のうちの一枚。上手い下手ばかり、また合格ばかりが気がかり。受験に対し浮き足立つ青年の、受験に対する鬱憤や、大人への変化への焦り、また欲望や上京への羨望といったものが全て詰まった、良くも悪くも私にとって感慨深い自画像です。さて、NET通信・基礎生のみなさん、今期最期3/10(月)提出の、課題制作は進んでいますか?課題の一つに「自画像を描きなさい」という課題があります。現役の君達が描く自画像、個人的にもこれは興味深い課題です。我とは何ぞ、鏡に写る自分を見つめなおし、禅問答のような心境で描く、それが自画像です。不安なことや悩みごと、制作の壁にぶち当たったら自画像を描くのです。楽しいことや祝いごと、制作が順調に進むときも自画像を描くのです。なんだよ!いつも自画像じゃーん!そう思われるかもしれません。しかし考えてみると、実のところ、どれもそうなのです。ふざけているわけではありません。静物描写も色彩も立体も、全ては今のあなた自身を映す鏡だとするならば、それはつまり自画像であると言えると思います。そしてきっと、将来自身の絵を見返した折、あの当時ああだったこうだったと、鮮明に当時の心境を思い返すことが出来るでしょう。ということで、NET生皆さんの、渾身の一枚をお待ちしております。 金沢対策は、まだまだ続きます。 [0回]PR 2014/03/03 (Mon) 15:38 アスクでのこと Comment(2)