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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
11 April

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25 April

ASKのパワースポット

本日家をいつもより10分早く出たせいか、携帯電話(いわゆるスマホ)を持たずに来てしまいました。
普段なら、音楽を聴く、ネットをする、課題サイトで課題を見るなど色々と道中利用しているわけですが、今日はそれが出来ず初めソワソワと手持ち無沙汰を感じました。
しかし思い返してみると、私が携帯電話を持ったのは周りに比べかなり遅かった方ですし、スマホにしたのもドイツから帰国後、否応無く持たされたのがそのまま自分のものになったまでで、、、。
何が言いたいかと申しますと、誰しもつい最近までそんなもの無かった世界で、普段通りの、それなりに便利になった日常を生活していたわけです。

そう思うと、なんだか私は携帯を忘れてきた状況に、ウキウキしだしていました。
思い立って、今からふらっと、どこか素敵な温泉にでも行こうと思えば行けるのではないか。(行きませんが)そんな刹那な思い付きを繰り返しながら、私は京都駅に終着したのです。

世の中は、得てして便利な方向へ向かいます。便利を求めて発明がなされ、いろんなものが作られます。しかし、便利ではなかった頃のほうが、なんだか不便な思い出と共に懐かしさを感じさせてくれたりもします。私も年齢を重ね、そういう回想が多くなってきています。ふと日常という連続のなかで立ち止まり駅中を見ると、みな忙しそうでした。私は何とも言えないおセンチな気持ちでASKのあるビルに入り、階段を上って仕事がスタートし、今に至ります。







階段というのもこれまた同じで、昨今のビルではエレベーターがあるところが一般的になりました。階段を上っていると、かつて袖長先生がこんなことをおっしゃっていたのを思い出しました。

「生徒は階段を上り(時に下り)、教室へたどり着くその短い時間で、日常から制作への気持ちに切り替える」

つまり、階段が生徒らの気持ちを切り替える役目をしているのです。階段にはそういう魔法というか、効果があるのかもしれません。これを、不便のなかに潜むパワースポットとでも言っておきましょうか。ASKには、そんなパワースポットがいくつか存在しています。





余談:そんなパワースポットに呼ばれたのか、2年前の卒業生が夕方ふらりと遊びに来てくれました。
現在京芸デザイン科に通う彼女曰く、本日は近くの町屋で講評授業がありそれの帰りに来たとのこと。
懐かしい先生方に会えず少し残念そうでしたが、顔は明るかったです。
また遊びに来てくださいね。



田和

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