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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
24 November

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10 June

NET作品添削してます

わっ。

とNET通信実技コースの作品が全国から送られてきまして、添削におおわらわの林です。

NET作品の添削というのは、これら作品のひとつひとつにコメントを添えるという作業もあるのですが、
これがもう難しい難しい。
齢40にして知恵熱が出そうです。
文字だけで様々なことを伝達しようとするのですから、妙な誤解を生みかねないわけで、
ここが言葉の面白いといえば面白いところであり、厄介なところでもあります。

千鳥という漫才師のネタのひとつに
「わしにはわからん、アホじゃけ」
というセリフが出てきます。
たとえば、
「九九ちゃんと言える?」と聞かれて
「わしにはわからん、アホじゃけ」と答える人はどんな人かと考えてみると、ほっぺたに渦巻きのあるハナタレが頭に浮かびますが、
「金をガッポガッポ儲ける方法は?」と聞かれて
「わしにはわからん、アホじゃけ」と答える人を想像するに、なんだか不器用で誠実な人物像が浮かびます。
同じ「わしにはわからん、アホじゃけ」というセリフでも、状況によって捉え方が変わるという、考えはじめてみれば深いような当たり前のようなメッセージ?を持った良いネタです。

家や車を購入するときに使う3万円と、コンビニで買い物するときの3万円が、大きく意味合いを変えるように、ひとつの言葉にも意味の振幅があるのです。
思えば、この言葉の意味の振幅というものに人間がどれほど翻弄されてきたか。
話がでかくなってきたので、しめますと、

だから、通学生などは講師の言葉づらだけでなく、このように

先達の良い作品や実地のレクチャーなどからも、しっかり吸収して欲しいと思います。

そしてNET生は、
こうして、作品のコメントに心を砕いている、砕きすぎて知恵熱が出そうになっている人間たちを思いながら、その言葉の振幅を噛み締めて欲しいと思います。
こちら精一杯言葉は選びますので、自分でしっかり判断していってください。
それがNET生の強みかなあ、とも思います。


はやし









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