19 November 石膏モナムール こんにちは、田和です。 先日生徒達から顔が描かれた、おみかんを沢山戴きました。有難うございました。さて、 只今七条校でも構成静物による大型のデッサン期間です。そのうち一つは、昨今受験では少なくなってきた?石膏像を設けています。元来、美術大学の前半で取り組んでいた石膏デッサンが、なぜ受験科目に課されるようになったのか、その目的とは何だったのか、受験生は何を表現し、どこへ向かったのか、そして何故その時代は終わったのかなど、毎回石膏デッサンに関して話すことは絶えません。 ASKにある石膏像も随分と年代物です。年代物の石膏像は水分含有量が少ないため、見た目より軽いのが特徴です。 そして石膏像には顔がありますので、多くの生徒がこの像の持つ印象を似せることが、いかに難しいかということに直面するのです。モチーフが大きくなり、画用紙も大きくなると、とたんに四切画用紙で出来ていたことが出来なくなる。構図、形、全体感など、どれもが普段と違い、だれもがこんな感じでいいのかと進めている様子の生徒が多いなか、試験や実戦形式の模試では、普段とは違う状況、描いたことのないモチーフが出るので、同じような状況になることを伝えます。そして更なる上達を目指すのです。田和 [0回]PR 2014/11/19 (Wed) 16:12 アスクでのこと Comment(0)