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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
22 November

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30 March

北大路校 祝賀会&激励会(大学に行く人へのメッセージ)

こんばんは保田です。




27日(金)北大路校でも合格祝賀会&激励会がありました。
北大路校は、もともと人数も多くないですし、ST生は遠方の生徒が多く、
今回の祝賀会&激励会の日程が、微妙なタイミングで、
つまり、昨年度の下宿は引き払っており、次の下宿にはまだ入れない、
という生徒が多く、残念ながら、やや参加者が少なかったです。

それでも、祝賀会と再現作品制作のため、
わざわざウィークリーマンションを借りて山口県から参加してくれたH君、
夜行バスで東京(武蔵美)に向かう数時間前というT君などという生徒もいて、
(講師3名含め)総勢約十数名で、ほのぼのと盛り上がりました。





ということで、
参加できなかった生徒に向け、メッセージを残したいと思います。

大学では、とにかく『がむしゃらに学んでほしい』と思います。

保田は47になりますが、
今思い返しても、大学時代、学んでおいて良かったと思えることが多い。
(あの時学んでなかったら今頃どうなってただろう...と思えること多々あります)
一方で、もっと勉強しとくべきだった、と思うこともいろいろあります。

4年間はほんとうに短いです。
(保田は7年間も大学に在籍していましたが、それでも短いと感じました)
もちろん、卒業後も勉強は続きますが、学生時代ほど、学業に集中できる時間はありません。
貴重な時間なので、大切に使ってほしいです。

ただ、難しいのは、何が勉強であるのか?の判断が難しいことですね。

個人的な話をさせてもらうと、
専門の学業(芸術大学美術科だったので、絵を描く、美術史や芸術系の本を読む、
美術館に行く、アートについて語り合う、等々)は、当然やっといてよかったことですが、
専門とは異なる分野でのいろいろ、(遊び含め)
例えば、音楽に異常に入れあげていたことだとか、
授業をサボりまくっての自治会活動、委員会活動だとかも、やはり大切でした。
親の脛をかじっていながら、なんであんなにたくさんのCDが買えたのか?
今考えると恥ずかしい話ですが、しかし、それも、かけがえのない経験であり、
今の自分をつくっている部分であり、否定できません。

だから、自分が大学で何をがんばるべきなのか?という点では、
各自で悩んでもらうしかないでしょう。
その点に関しては、具体的にアドバイスすることは難しいです。

とはいえ、やはり、なによりも基本的な学業はちゃんとやってほしいと言っておきたい。
仮に、専門に集中しすぎて、専門バカになったとしても、
社会に出れば、それ以外の部分は学べると思いますので。
やっぱりデザイン科ならデザイン、日本画なら日本画、をしっかり学ぶべきでしょう。

保田に関しては、油絵科でありながら、油絵の基礎をしっかり学ばなかったという点が
最大の反省点です。サボっていた訳ではありません。
むしろまわりの生徒よりは早熟、意識も志も高かったのですが、早くから自分の作品を
つくろうと躍起になり、カリキュラムを無視してしまったということでした。
制作は人一倍がんばっていたのですが、「基礎は退屈」と思ってやらなかった。バカでした。
(とは言うものの、当時の「間違った判断」は、いい加減に下したものではなく、自分なりに真剣に考えた結果ではあります。なので、安易に後悔するのではなく、自己判断と行動が招いた結果をどこかで必ず精算できるよう、今も努力しています)


アスクから巣立ったみんなが、4月以降、それぞれの場所で、努力を続けることを願っています。
入学後は、受験時代のことはすっかり忘れて、大学での学習に集中してほしいというのが保田の願いなのですが、もし、どうしようもない困難にぶつかった時などは(もしかしたら助けられるかもしれないので)相談に来て下さい。
まあ、そんなことはないと思っていますが。
いざという時は遠慮なく来てください。


来年(も)、浪人という人は、いっしょにがんばろう。アスクでもう少し鍛えておこう。







先週、実家に帰りました。はなれを改修することになり、
引っ越し手伝いながら、学生時代に描いた絵を整理しました。
(=ごく一部を除いて捨てた)
剥がしたキャンバスの下から、懐かしいものが出てきました。
(確か3回生時、1988年の)芸大祭で自主企画した「ラテンアメリカ祭り」の立て看板の一部。
※映画「戒厳令下チリ潜入記」上映会と、ラテン歌手「八木 啓代」さんコンサート含む。
一瞬、青春時代がよみがえり、涙が出そうでした。が、結局捨てるしかなかった...。

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