29 July 彦根校の様子 日本というのは、「田舎」とも「都会」とも言えない地域がほとんどを占めていまして、彦根というのはその中でも指折りの「田舎」でも「都会」でもない場所なわけです。そんな彦根校の裏庭に「雑草」とも「木」ともどうにも判別できない植物が生えてきて、ついには裏のお寺の建物を圧迫しだしたので先日伐採しました。 いやいや、これはどう考えても「木」でしょうと思うのですが、K先生やT先生いわく、もともと「草」に分類されるやつが異常に成長したものだということでした。 また、K先生の見識によると、「雑草」の定義というものもかなり興味深く、あくまで人間の意志や意図の有無によって判別されるとのことで、たとえば、ライ麦は元々イネに擬態する雑草だったものが、その擬態を極限まで進めるうちに、人間にとって有用なものになり生息範囲を広げていったのである、とウィキペディアを丸まま音読しながらおっしゃっていました。嘘も極限までつき通せば本当になると。雑草魂とは、そういうことなのではないでしょうか。とK先生は続けます。受験生に馴染み深いデッサンだって色彩構成だって、言ってみれば平面の中でつく嘘ですからね。あるいは、今うまくいかない人も、きっといずれできるのだと自分に嘘をつきとおしてみればどうなるか。それを、諦めない心と人は言うのではないでしょうか。とはK先生はおっしゃっていませんでした。 林 [0回]PR 2015/07/29 (Wed) 15:41 アスクでのこと Comment(0)