13 September 言葉は眼の邪魔になるものです。 言葉は眼の邪魔になるものです。その花がすみれの花だとわかった瞬間から、その花の色や形を見るのをやめるでしょう。という言葉があります。小林 秀雄の文章です。(ほんとうはもっと長い文章です。気になる場合は調べてみてください)だからといって言葉を信用しない、言葉に頼らないとなると、それはより一層、見ることを邪魔すると私は思います。言葉を使うことで、まだ見えていないものを見たいと私は思います。表現したいと思うなら、日本画でも彫刻でも洋画でもデザインでも、もっと言葉を使いましょう。言葉が邪魔になると考えるのと言葉の可能性に気づき学ぼうとするのとの違いは、熱意にあると思っています。必死になって、何かにもっと近づきたいと思ったならば、その鍵が言葉にあるはずと、気づくと思っています。「誰も教えてくれなかったから知らなかった」というのは、「そこまでの情熱や感受性がワタシにはなかった」と言っているようなもの。 サカグチ [0回]PR 2015/09/13 (Sun) 14:15 日常の出来事 Comment(2)