11 October 追求する事。 こんにちは。実技講師の上杉です。僕が受験生の頃に通っていた画塾の先生はよく、「泣いてしまうくらい感動しながら描きなさい。」と話されていました。「上手く描くためにはどうすれば良いのか」ではなく「どうすればもっと美しく、目の前にあるモチーフの魅力を描く事が出来るのか。」という姿勢が、上達には大切であるという事でした。おそらくそうしなければ、あるレベルに達してからは、それ以上の伸びがなくなってしまうのだと思います。先週の火曜日、久しぶりにSTSPコースの描写課題の講評に入らせてもらいました。昨日はWSS生の描写課題の講評を受け持たせてもらいました。通常授業の描写課題の講評に入るのは、随分久しぶりでした。皆、しばらく見ない内に、ずいぶん上達していると感じました。ここから先、皆が自分のデッサン力を更に上げていく為には「合格する為に上手くなりたい。」という動機だけでは、もう不十分です。各々の、追求心を持った制作が必要になります。なんてことないコカ・コーラの黒さや、アルミホイルの薄さ、三つの玉葱の距離感、床におちる影等。与えられたモチーフ全てに震えるくらい感動しながら描く事をして下さい。上杉 [0回]PR 2015/10/11 (Sun) 17:36 アスクでのこと Comment(0)