07 November 彦根校の様子 たとえば、僕の身長はさほど高くなく体重にしてもかなり痩せている部類に入るようです。そんな自分の体格に気付くたび、ああ雲をつく大男でなくてほんとに良かったと胸をなでおろします。世界に占める自分の存在の割合が少なくて、ほんとに良かったと安堵するからです。これは、ひとえに自信のなさのあらわれなのでしょう。このように何だか漠然と自信がないという状況は、これなんとも考えものですが、ひるがえって無性に自信満々であるというのも、相当に考えものだな、と本日何かの拍子にふと思った次第です。そして基本自信のない自分にもそのようにギラギラした瞬間はしばしばあるように感じます。自信は持っていれば、良い事もたくさんあるでしょう。ただ、忘れたくないのは、「自己評価」というものの危うさです。自分に対しての評価というものは、えてして甘あ~くなるものです。そんなことないとは言わせません。作品制作で言えば、本当はさほどでもないのに、良い作品だと自分勝手に勘違いしているようなことは多々あるように思います。その作品にかけた時間や労力が自分だけには見えているからかもしれません。だからつい。その先に発展がないという意味で、これは「自信がない」ということよりも数倍恐ろしいことじゃあないか、と何かの拍子にぞわぞわ思った次第なのです。客観性しかない。制作にのめり込むのもよいですが、自分の作品を他人事で眺めるレーズンのように乾いた目が絶対的に必要なのではないか、と何の拍子かわかりませんが思った次第なのです。自信に溺れる滑稽な事態を回避するには、客観性しかないな、と。重々気をつけなければ、と。そんなことは当たり前のことかもしれませんけど、何かの拍子に強く思ったので書いてみました。一体、何の拍子に思ったのやら。 林 [0回]PR 2015/11/07 (Sat) 18:54 アスクでのこと Comment(0)