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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
24 November

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13 September

月曜朝10:00は…… 「造形トレーニング!」

こんにちは。

アスクのST生/SP生クラスでは、毎週月曜日の午前中、「造形トレーニング」という授業を行っています。

「造形トレーニング」とは、描写、着彩、色彩、立体など各科目の制作に於いて重要な、数多くの方法論や技術の中から一つをピックアップし取り組んでいく実技関連科目です。普段の制作の中では落ち着いて取り組めないような事柄に、じっくりと時間を割いて向き合います。

今日はその造形トレーニングについて紹介していきたいと思います。

今日の造形トレーニングは「着彩論」でした。
「混色の道標」と題された今日の授業では、透明水彩絵具に於ける混色の理論を学びました。

受験生の皆さんは、着彩で不本意に色が濁ったり、鮮やか過ぎたり。絵具の混色で苦労した経験が多々あると思います。難しいですよね。
どのような絵具の組み合わせの時に鮮やかな色が出来るのか、または濁った色ができるのか。普段は手探りで感覚的に行っている混色に、実は「ルール」があるという事を学ぶ授業でした。

透明水彩に於ける混色の理論に関して、まずは30分間、担当講師のU先生とY先生の方からのレクチャーが行われました。
 
↑透明水彩の混色、U先生も受験生時代にとても苦労したとの事です。話に熱がこもります。色彩科目担当のY先生からも色相環に関しての詳しい話が聞けました。

レクチャーを終えた後は、透明水彩絵具での色相環の作成を行いました!どうやら混色を上手くコントロールするには、絵具の色が色相環上のどこに位置するのかを正確に把握する事が大切なようです。
  
切り抜いた升目に色を塗り、色味を見比べ配置を微調整しながら、美しい色相の環を作り出していきます…。

 
完成しました…! 
左はST生の作品。右の作品はSP生の作品です。今回SP生は彩度の高低も色相環で表現する事にチャレンジしました。

 
↑↑出来上がった作品を並べての講評風景です。

講評の中で、「今まで混色に苦手意識を持っていたが、実は簡単な事だと分かる事ができた。頭の中が整理できたし、これからの授業で試していきたい。」といった感想が多く聞けました。
とても良かったです。


次回はどんな授業になるのか、楽しみですね!!


それでは今日はこの辺で。

                           上杉

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