10 May デッサン補強講座 鉛筆が使われるようになる以前、銀筆、シルバーポイントという道具がありました。銀以外にも様々な金属が、鉛筆の前身として描画材料として扱われて来たそうです。鉄筆、メタルポイントと呼ばれています。銀は、銀食器同様、空気に触れると酸化し、黒くなります。この黒くなる変化を利用して、昔は線の集積によるデッサンをしていたそう。鉛筆のように濃淡表現が出来ないので、線の集積、つまりクロスハッチングで描かれています。受験生当時、レオナルドダビンチの手のデッサンのスライドを見せられ、しゃーしゃーと引かれた線が、銀筆で描かれたものだと知り、一度描いてみたいと興味を持ったことを思い出します。今では、6Bよりも柔らかいものから、8Hなんていう硬さの異なる鉛筆が開発されている。様々な硬さの異なるものを選べ、銀筆よりも濃淡表現が可能な鉛筆デッサンのはずだが、果たして扱い慣れているか。まだまだ慣れていないのであれは、やはり、ここはひとつ鍛錬を重ね扱いに慣れ親しむべきだろう。ASKでは、5/22(日)~、デッサン補強講座を全4回で開催します。どなたでも1講座から受講可能な公開講座です。落ち着いて1つのモチーフと向き合い、己のデッサン力を磨きましょう。田和 [0回]PR 2016/05/10 (Tue) 15:40 アスクでのこと Comment(0)