30 June モノの見方、観察の奥行 本日、宿泊セットの締切日です。まだ京都宿泊セット、彦根受験セットともに若干の余裕がございます。お申込みお急ぎください。次週からSPSTクラス、受験生クラスでは粘土による頭部塑像授業が始まります。昨年度より、彫刻畑卒のH先生が、七条と北大路の合同授業を担当されています。観察の奥行をこの機会に深めましょう。昨年度の様子 モチーフも、制作道具も、制作時間も同じはずなのに、出来上がった作品には優劣がつきます。その差が観察力だとするならば、早い段階で高めておきましょう。 その昔田和が大学4年生の頃に読んだスーパー・アヴァンギャルド映像術という本への西村智弘の寄稿で、モノの見方とその違いにまつわる例えを読んだことがあります。当時その文章を読んでハッとさせられ、我が事の様に思えた記憶があります。 画家:葛飾北斎/タイトル:甲州石班澤/製作年:1831~1835要約するに、―その昔、江戸時代頃の日本人には、当時の浮世絵や版画のような風景が実際に見えていた。物と輪郭をはっきりと隔てて、対象を簡略にとらえることに優れていた。それが西洋からの遠近法と、陰影を強調した物の視点が入ってきたことで一変してしまったーモノの見方が変わるということは、つまり新しく理解を得ることです。普段一方向からの視点に優れている生徒でも、多角的な視点をまだまだ鍛えられるチャンスかもしれません。そんな授業、本当に楽しみですね!田和 [0回]PR 2016/06/30 (Thu) 19:06 アスクでのこと Comment(0)