14 September 七条校 ヌードクロッキー会 昔、えらく高級な蕎麦屋さんに連れて行ってもらったことがあります。もちろんおいしかったのはおいしかったのですが、なんだか張り詰めた店の雰囲気にのまれて、正直、蕎麦のかわりに輪ゴムの束を出されても気づかなかったと思います。後々その張り詰めた雰囲気の正体を考えてみたところ、おそらくそれは「高尚な感じ」ではないかと思いいたりました。そして僕は、美術の中で扱われる「ヌード」にも、似たよう雰囲気を感じることがあります。芸術的ヌード= 無垢、美しい、神秘的、解剖学的な勉強……。間違ってもゲイジュツの中では、やましい、いやらしい、エロい、照れくさい、みたいなステージで語られることはほぼ無いわけです。アートの胡散臭いところだなあ、といつも思います。やましさやいやらしさが、ない交ぜになってこそじゃないか、と思うのだけど。とまあ、そういう勝手な私見もありつつ、本日は本年度最後のクロッキー会。七条校の生徒だけでなく、北大路生、卒業生、とたくさん参加してくれました。初めは緊張気味だった参加者も、ポーズを重ねるごとに部屋の雰囲気がほぐれてきたように思います。 紙をかえたり、画材をかえたり、みな夢中になって描いていたのが印象的です。最後のポーズではほとんどの人が、席を積極的に移動したり、地べたに這いつくばったりしながら、「アイドル撮影会か」ぐらいのがっつき具合で、本当に良いクロッキー会だったなあ、という後味を残してくれました。 参加者それぞれの目線で描いたクロッキーはとても生生しくて、思わず作品を並べて写真を撮らせていただきました。終了後は参加者全員集合で記念撮影。参加者のみなさんお疲れさまでした。そして、素敵なポーズをたくさん披露してくださったモデルさん、ありがとうございました。さらに、作品の写真と記念集合写真が、カメラに撮れてなくてすみませんでした。はなはだ遺憾に存じます。林 [0回]PR 2016/09/14 (Wed) 20:23 アスクでのこと Comment(0)