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こんにちは。サカグチです。
先週、七条/北大路の STSPの授業で造形トレーニング「問題解決力」を行いました。
複雑で把握しづらいモノゴトを把握する際に、
問題を発見するために、私がよく意識する観点を記します。かなり抽象的な話です。
【自分と世界】
「観察と表現」もこの観点です。ほかには「10と12」、
「表現者と鑑賞者」など、
まずはここからスタートというくらい、意識することが多いです。
「自分は変えられる、他人は変えられない」とか。
【視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚】いわゆる五感です。
美術のことを考えるときに、【視覚】表現であることを強く意識します。
同時に、視覚以外の感覚に働きかける美術についてもよく考えます。
「甘い、辛い」などは味覚ですが、「炭酸」は触覚ですね。
【色と形】
「形・明暗・固有色」も、「色」を「明暗と固有色」に分類したものです。
「形」に関しても輪郭線、稜線、構造線と分類して考えることができます。
美術・デザイン・工芸に共通しているもの。
もしくは視覚で捉えるものとは何かと考えるとき、「色と形」についてよく考えます。
【素材とサイズ】
色と形に似ていますが、捉える側ではなく、対象物に視線を移しています。
「質感」ってのも同じようなものだと考えてます。
服を買うとき、カバンを買うとき、靴を買うとき。
自分の身の回りの物を選ぶとき、素材から、そしてサイズ(カタチ)から、
どちらからも探します。
【時間と空間】
「5W1H」にも近いですが。時間と空間(場所)は、我々の行動を考える際に、
いつも意識すべき事柄です。
考えが足りない時、
時間と場所のどちらかが抜けていることがよくあると思います。
【機能性 利便性 認識性 審美性】
七条校で話しましたが、プロダクトデザインの指導の際に、よく使う分類です。
個人的には「認識性」に対して、結構気になります。
エレベーターの開閉が分かりにくいとか、
スマホの通話終了の受話器マークがそろそろ危ないとか。
サカグチ