09 October 剥けない銀杏はない ここのところ、やっと夏バテからの生還を実感しています。おそいよ。という声もありましょうが、長い夏バテのトンネルから抜けた爽快感を金木犀の香りとともに噛みしめています。みなさんいかがお過ごしでしょうか。しんどさの渦中にいるうちは、まさかこれほど爽快な自分に出会えるとは思ってもみませんでした。そういえば、先日家の近所で銀杏の実をしこたま拾って食べましたが、銀杏の実というのは、形容するとすればまるで、いや、形容するのはやめましょう、というように生半可な形容をはばかるほどにひどい悪臭を放っておりまして、まさかあの悪臭の向こうにすこぶる美味な世界が広がっているなどと、はなはだ想像しがたいわけです。しかしながら悪臭に耐えて実を剥いてよかった。筆舌し尽せない美味にたどり着けたからです。あの○○○に似たニオイのせいで何度くじけそうになったことか。と夏バテどころか、秋の味覚もほくほくと堪能しております。さて、こんなに爽快な秋を、険しい顔でうんうん言いながら制作している受験生に向けてえらそうに訓示めいたことを垂れるとすれば、明けない夜はない。ということでしょうか。つらい受験もいつかは終わります。いつか終わるならとことん味わうのも一興かと。あと、剥きたての銀杏はむちゃくちゃ美味しいですが、食べ過ぎると死ぬらしいので注意しましょう。 林 [0回]PR 2016/10/09 (Sun) 13:42 アスクでのこと Comment(0)