16 May 彩りを着ける こんにちは。七条校から武田です。今日はSTSP生の生徒たちはグレープフルーツの着彩をしています。 着彩は鉛筆と透明水彩絵具で描く、簡単に言えば色付きのデッサンです。東京藝大の日本画専攻をはじめとする、さまざまな大学の主に日本画専攻での課題となっている描き方です。 (↑彦根校にある私が浪人時代のときの着彩。)アクリルガッシュとは違い、色を重ねすぎると重たい印象になったり、色が濁ったりするので、苦手だという人も多いのではないでしょうか。ポイントは形と色と明暗のバランスをしっかり観察することです。形を整え、しっかりと混色し、的確な場所に色を置くことで、手で触れそうな空間感、立体感を持った、リアルな作品になります。着彩のリアルさは京芸色彩には必要ないのでは?と思う人もいるかもしれませんが、実際のモチーフの見え方や光の加減を、着彩を通して知ることで、色彩の課題にも活かすことができます。描ける幅が広がることで色彩表現の幅も豊かになりますよ。 STSP生たちは明日から植物園実習。長い時間をかけて着彩写生を行います。↓昨年の様子。 とても楽しみですね!本音を言えば、私も描きたい…(笑)明日からの3日間、雨が降らないことを祈ります。 [0回]PR 2017/05/16 (Tue) 14:26 アスクでのこと Comment(0)