06 November 美術がなめられるぞー! 杉太郎レポートで北山の様子が詳細にわかる今日この頃。 七条も負けてられません。 最近の七条教室は、 京芸受験のメンバー、 私大推薦入試に向かうメンバー、 AOで既に私大合格したメンバー、 高校2年生、 中学生・社会人生(デッサン基礎クラス)で構成されています。 みんなでクロッキー。 京芸受験生たちが立体構成課題に奮闘中。* * * そんな中、今日とりあげたいのが、 私立芸大AO入試で合格した生徒が行っている「入学前準備プログラム」です。 成安造形大学の描写課題。 時間制限はとくにされていないので、長時間かけて完成度の高い作品を目指しています。 京都造形大学の色彩課題。 今年の京造のプログラムは、量が多い! 11/24の提出期限に向けて、生徒は焦りとプレッシャーを感じてせっせと課題を行っています。 京造以外の芸大は、まだまだ課題数が少ない気がします。 私立芸大のAO入試は、生徒の青田買いと言われる側面もあります。 たしかに、浪人してでも、今この時期にしっかり技術力を身につける必要はあると私自身思います。 というか、美術やデザインに対してそのくらいの意気込みを持つ必要がある。 美術やデザインが社会の中でなめられるぞ? ほんとにこのままじゃ、どんどん芸大の位置付けが社会の中で下がる気がする……。 美術は「楽しい」けど、決して「楽」じゃない。 国語の勉強を小学生からこつこつ積み上げるように、 美術やデザインだって、こつこつ積み上げないと掴めない感覚がある。 実際問題、AO入試を存在させる以上、 こうやってしっかりと基礎を身につける流れを大学が作る。 合格した生徒はそれをしっかり受け止める。それが大事。 そんな生徒が予備校に来てくれるなら、 自分ひとりでやってては学べないようなことを学ばせてあげたいと思っています。 例えば、色の三属性のこと。「トーン」のこと。 そんな三属性を実際操れるようになったら、次はその技術をどうやって使うのか。 そんな考え方に触れてから大学に行くのと、のほほんとなんとなく大学行くのじゃ 「楽しめる度」が違うと思います。 私ももっと「美術の基礎ってなんなのか」を感じ取ってから大学行ってたら、 1回生の頃から、もっと早く深み高みに気づいてたのかなぁと思っちゃう…… ※色相環とイメージスケール 各大学から与えられた課題を最大限使って、どうやって「基礎」を学んでもらえるか。 そんなところに、指導の面白みを感じます。 なんかコラムみたいになった……。 <サイトウ> [0回]PR 2010/11/06 (Sat) 22:19 アスクでのこと Trackback() Comment(1)