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こんにちは。サカグチです。
多くの美大受験が、残すところ実技試験のみという時期になりました。
実技のみに集中できるこの時期。
askにいる時間も大切ですが、帰り道や、眠る前など、手を止めて頭を整理する時間も大切です。
どれだけ大切なことを話していても、聞く側の意識が低ければ何のためにもならない話になります。
同時に、何のためにもならない話は、やはり聞くのはつらい。
聞く側の立場に立てば、どちらも同じような印象を受けてしまうので、厄介です。
大切な話も、何のためにもならない話だと誤解されてしまうこともあります。
そして、聞く(読む)タイミングも重要です。
だからこそこの時期、帰りの電車の中や自宅で、過去のブログを読み返し、
以前は何も感じなかった文章に、今の自分にぴったりはまる言葉を探してほしいと思います。
過去の記事を紹介した過去の記事を紹介します。
■「入試後と、入試直前」
そして今年書いた【教えること 育てること】
■「美しさの法則」
■「制作スピード」
教室でよく話す「完成度が足りない」という言葉には大きく2つの意味があると考えています。
①細かい部分への意識が低く、雑な印象を受けるという意味。
(京芸模試で話した「神は、細部に宿る。」という話)
②未完成である(時間に間に合っていない)という意味。
完璧主義の人は、一つひとつの仕事に完璧を求めるあまり、停滞することや、期限に間に合わないことがあります。
何が何でも完成させる人は、まずは全体像を漏れなく把握します。
そして、今現在自分の手元にあるもので時間内に何とか形にすることを行います。
(京芸模試で話した「棚上げする」という話)
国公立前期入試まであと11日。
2つの意味の「完成度」を理解し、作品制作に反映させてください。
サカグチ