16 March もうすぐ新年度がはじまります。 こんにちは。彦根校から武田です。ついこの間年が明けたと思ったら、あっという間にもうすぐ新学期。来週からは春期講習の授業が始まります。早いものですね。教室で制作に励む基礎生も、2年生の皆はいよいよ受験生になります。受験生にとって、ここからの1年間は体力的にも精神的にも大変な、必死な1年間になっていくことと思います。 美術の実技試験には、いわゆる学校の試験のような答えのある課題は出されません。「よりよいもの」をただひたすらに求めていきます。その「よい」とされるいくつかの基準をある程度知るところから実技の対策は始まります。しかしそれは目安になる基準であって、答えではありません。それぞれが感じる心地よさや、それぞれが発見する観察力から、「よりよいもの」が生まれていくのだと思います。「美術なんかやっていて、就職なんてできるの?」そう言われるときもあります。しかし今の世の中、どうでしょうか。答えのある課題はAIが担ってくれます。答えのない、それこそある種理不尽な課題に取り組むことのできる人材がこれから必要とされる時代になっているのではないでしょうか。そんな中、美術を通して、答えのない課題に向き合い、よりよいものを求め、美術を学んでいる学生たちが必要とされないわけがないと私は思います。知識と技術と知恵を駆使して、春期講習から始まる1年で大きく成長していってほしいと、教室の皆を見ながら思いました。 [0回]PR 2018/03/16 (Fri) 19:48 アスクでのこと Comment(0)