07 May 植物園実習 初日 GWもおわり、高卒生らが各校に戻ってきました。あいにく雨の月曜となりましたが、これからの3日間は京都府立植物園にて屋外制作です。 屋外制作、、、。かつて印象派の画家らが光を求め屋外で制作を始めたのは、チューブ入り油絵具の開発があったためと云われています。画家たちは絵を屋外へ持ち出すことで、画家のアトリエといういわゆる「特別な空間」から、サロンというこれまた「特権階級の集まる空間」へと移動し展示される特別な物でなく、日常的な空間を記録する存在として再定義しようと試みました。屋外で制作すると、たくさんの人の目に触れます。そのため最初は気恥ずかしく、なんだかいい気がしないかもしれません。また、こちらが制作しているとふいに質問してくる気さくな方もいらっしゃいます。でもこれも屋外制作の一部なのです。絵を目にする事は多くても、実際に絵を描いている現場を目にする機会はなかなかありません。絵に詳しくなくとも、絵がどのように仕上がっていくのか、または制作者がどんな様子で作品制作をするのか。興味を惹かれる気持ちもわかります。将棋の対局を見るような眼差しに近いのかもしれません。ことさら絵画が纏う神秘性は、日本人の大好物ではないでしょうか。明日は晴れて欲しいです。屋外の自然光のもと、五感をフルに使い屋外制作を経験しましょう。 田和 [0回]PR 2018/05/07 (Mon) 17:59 アスクでのこと Comment(0)