14 May AO特講 第2回! 良い作品ができました。 今日は第2回目AO特講の日でした。 ←詳しくは。 この授業は先週から毎週土曜日、京都駅前七条教室と滋賀草津駅前教室で行われている、 関西私立芸大AO入試向け、特別講座です。 今日は、この特講で初めてアスクにきてくれた生徒が2名いました。 本日の課題は、「プロモーション」。 緊張しつつも、自分の考えや作品のねらいをプレゼンテーションしてくれました。 今日は、本当にどの作品もコンセプトがあって、 着眼点もそれぞれの個性が出ていて、いいデザインが出来ていました。 今日初めてアスクにきた男の子は、 某大学で「AOは対策不要と言われた」と言っていました。 なんたる!! かっ! 大学め、何言ってんだこのやろうっ!!! と言いつつ、大学の先生の言っていることも分かるんです。 AO入試で問われるのはコミュニケーション能力です。 言い換えれば、「社会性」です。 たしかに、 「AO対策授業1回受けたら、神の啓示があったかのごとく、私の人生変わりました…」 なんてことはありません。 AO対策の講座を通して伝えたいことは「思いやり」です。 デザインや作品づくりは、 自分以外の鑑賞者やクライアント、大学でAO試験を受けに来た仲間、日本や世界… 「思いやる心があるか」「思いやった内容を形にできるか」 これに尽きるんです。 思いやって考えれば、独りよがりな判断はなくなります。 思いやって考えれば、プレゼンテーションで変な緊張もしなくてすみます。 思いやって考えれば、美しいものが創りたくなります。 思いやって考えれば、丁寧な作業をしたくなります。 思いやって考えれば、笑顔で接する大切さが分かります。 AO入試で問われる力は「試験対策」なんて範囲ではくくれない。 「社会性」は生きてい上で切っても切り離せない。 早めに向き合って、恥じかいて、傷ついておいた方がいい。 案外、「他人もそんなもんか」って思えるもの。 受験は若いみんなの重大な人格形成のチャンスです。 だから「対策してどうにかなるもんじゃない」って言われるのも分かります。 試験に向き合うことが対策です。自分に向き合うことが対策です。 自分がもっと良くなるために変えていこうと思うことが対策です。 講座での課題は「思いやり」を考えるチャンスがいっぱい隠されている課題です。 うまくこの課題を使って、「そんなことまで考えるんだ」って若いみんなに気づいて欲しい。 そして、伝えるためには「観察力」「表現力」はあった方がいい。 やっぱり、芸大行くなら、デッサンや色彩だけでも、とことんやってみてほしい。 やらなくても生きていけるけど、やったらもっと豊かに生きていける。 大学が実技を課さない制度が増えているこの現状、 「芸大」でどんな人材をつくりたいと思っているのか、 大学のカリキュラムに価値があるか、意図が見えるか、 生徒のみんなも自分で考えながら、「大学」や「今の時期の過ごし方」を選んでほしい。 「受かりやすいから」なんて、安きに流れる考えではこれからの時代だめだ。 差だけがついていく。 絵じゃなくてもいい。勉強でもなんでもいい。がんばれ。 がんばれみんな! がんばるサイトウ! <サイトウ> [0回]PR 2011/05/14 (Sat) 22:17 アスクでのこと Trackback() Comment(0)