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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
23 November

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14 May

AO特講 第2回! 良い作品ができました。

 今日は第2回目AO特講の日でした。

  ←詳しくは。

 この授業は先週から毎週土曜日、京都駅前七条教室と滋賀草津駅前教室で行われている、
 関西私立芸大AO入試向け、特別講座です。

 今日は、この特講で初めてアスクにきてくれた生徒が2名いました。
 本日の課題は、「プロモーション」。
 緊張しつつも、自分の考えや作品のねらいをプレゼンテーションしてくれました。
 今日は、本当にどの作品もコンセプトがあって、
 着眼点もそれぞれの個性が出ていて、いいデザインが出来ていました。
 
   
 

 今日初めてアスクにきた男の子は、
 某大学で「AOは対策不要と言われた」と言っていました。
 なんたる!! かっ! 大学め、何言ってんだこのやろうっ!!! 

 と言いつつ、大学の先生の言っていることも分かるんです。
 
 AO入試で問われるのはコミュニケーション能力です。
 言い換えれば、「社会性」です。
 たしかに、
 「AO対策授業1回受けたら、神の啓示があったかのごとく、私の人生変わりました…」
 なんてことはありません。
 AO対策の講座を通して伝えたいことは「思いやり」です。
 デザインや作品づくりは、
 自分以外の鑑賞者やクライアント、大学でAO試験を受けに来た仲間、日本や世界…
 「思いやる心があるか」「思いやった内容を形にできるか」
 これに尽きるんです。
 
 思いやって考えれば、独りよがりな判断はなくなります。
 思いやって考えれば、プレゼンテーションで変な緊張もしなくてすみます。
 思いやって考えれば、美しいものが創りたくなります。
 思いやって考えれば、丁寧な作業をしたくなります。
 思いやって考えれば、笑顔で接する大切さが分かります。
 
 AO入試で問われる力は「試験対策」なんて範囲ではくくれない。
 「社会性」は生きてい上で切っても切り離せない。
 早めに向き合って、恥じかいて、傷ついておいた方がいい。
 案外、「他人もそんなもんか」って思えるもの。
 受験は若いみんなの重大な人格形成のチャンスです。
 だから「対策してどうにかなるもんじゃない」って言われるのも分かります。

 試験に向き合うことが対策です。自分に向き合うことが対策です。
 自分がもっと良くなるために変えていこうと思うことが対策です。
 
 講座での課題は「思いやり」を考えるチャンスがいっぱい隠されている課題です。
 うまくこの課題を使って、「そんなことまで考えるんだ」って若いみんなに気づいて欲しい。
 
 そして、伝えるためには「観察力」「表現力」はあった方がいい。
 やっぱり、芸大行くなら、デッサンや色彩だけでも、とことんやってみてほしい。
 やらなくても生きていけるけど、やったらもっと豊かに生きていける。
 
 大学が実技を課さない制度が増えているこの現状、
 「芸大」でどんな人材をつくりたいと思っているのか、
 大学のカリキュラムに価値があるか、意図が見えるか、
 生徒のみんなも自分で考えながら、「大学」や「今の時期の過ごし方」を選んでほしい。
 「受かりやすいから」なんて、安きに流れる考えではこれからの時代だめだ。
 差だけがついていく。
 絵じゃなくてもいい。勉強でもなんでもいい。がんばれ。
 
 がんばれみんな! がんばるサイトウ!

 <サイトウ>
 
 

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