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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
23 November

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01 July

彩度の話

あつーい季節に突入しましたね。
 
 先日引越しをしましたサイトウです。
 暑い中、引越し業者のお兄さんのてきぱき働く姿に惚れそうになりました。
 代金支払いのおつりの千円がお兄さんの汗でべっしょりでしたがそんなことは本望です。


さてさて、今週一週間は前期と夏期講習の間のお休み的1週間です。
 浪人生は帰省している人も多いみたいですね。 
 高校生にとっては「日程調整期間」でもあります。
 これは前期中に高校のテストなどで休んでしまって、
 出来ていない課題がある人が課題を制作しに来られるという
 スペシャルサービス的1週間です。
 
* * *

今日は、色の三属性のひとつ「彩度」について考えてみました。
 三属性とは「色相・明度・彩度」ですが、
 アスクに通っている人はだいたい聞き慣れてきたワードかと思います。
 この中で彩度という観点が一番サイトウにとっては難しい。

 画面を仕上げるにあたって、彩度はどのように扱うと効果的なのか。
 これが今日の思考のテーマです。
 
  
 彩度=色のあざやかさの度合い



  普段目にするものの彩度を確認しよう。

  
 
 光のあたっているところは、発色がよく彩度が高く、
 暗くなったり反射光になっているところは発色が悪かったり、
 いろんな色が混ざって見えて結果的に彩度が低い。
 これが日常の世界の彩度の秩序といえそうです。

 着彩描写などではこの秩序をしっかり表現に用いることが重要ですね。

 では色彩構成の「自由」な画面で、彩度の扱いにはどんな可能性があるのか。
(1)そのままの秩序を用いて使う

(2)秩序を反転させて使う

 例  アスクの作品ではなく、他予備校のパンフに掲載されていた作品です

 赤いところは本来空間的に奥で彩度は低いはずですが、
 彩度の高い赤を使っています。 

 
(3)画面上で新たな秩序をつくりそれに従って配色していく

 例  アスクの作品ではなく、他予備校のパンフに掲載されていた作品です
 
 これは背景だけ「彩度の高い赤色」というルールのある絵かな…
 うーん、きっと一口に説明できるほど絵は単純ではないんだろうな
 もはや(3)にあてはまるかも正直よく分からん



(4)1、2、3のごじゃまぜ使い

 ってな可能性があると思いますが、
 言葉で枠組みをつけようとすると、縮こまってしまうかも。
 こんなかんじで、本で読んだ知識とかじゃなく、
 観察から得た自分なりの解釈を持っていくことが大事ですね。
 私はすぐに本やNETで調べてしまいがち……

 こんな作品アスクにないなぁ
 
   
アスクの作品ではなく、他予備校のパンフに掲載されていた作品です

 
 黒に挑戦している絵、低い彩度でまとめた絵。
 自分でいろいろ考えられるようになってきたと自覚のある人は、
 「低彩度」や「黒色」などに挑戦する夏にしてみてはいかがでしょう?!
 
 
 頭がずきずきします…夏バテがきている…
 

 <サイトウ>

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