忍者ブログ

今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
22 November

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

22 July

「色彩」工房レポート!!


 blogによく出現します。サイトウです。
 「またおまえかよ」と思われていたらすいません…。

 先日のお休みを使って、
 神戸・元町の「色彩」の専門家の方にお会いしてきました。
 くすのきさんという、61歳の女性です。
 エネルギーと余裕があって若々しかったです。
 
 
 
 わたしたちのまわりには色が溢れているけど、
 まだまだ今の社会は建物の中や洋服など、
 色に意識をもって配色できているわけではありません。 
 でも無意識のうちに色から受け取る影響や、
 色で表される心理はたしかにあるそうです。

 その方はそういった「色の力」をつかった活動をされています。
 福祉施設のカラーコーディネートを担当されたり、
 阪神大震災のときに児童に絵を描いてもらい心理状態を観察し、ケアに努めたり、
 専門学校で色彩の講師をされていたりします。

   
 
 印象的だったのは、色の話を聞く中で
 「それがなぜかが解明できていないけど、「事実であること」がある。」
 ということを改めて実感したことです。

 論理的に実証できなくても「確かにそうだな」と実感すること。
 たとえば、「不安」といえば人は寒色系を使う。
 「希望」といえばパステル調の色彩になる。
 でもなぜ寒色系が不安として表現される色なのかは説明しきれません。
 
 わたしは昔から、「なんでなのか」ということを言葉で求めていく意識が強い方で、
 頭で考えて、手が止まってしまいやすいです。
 それじゃいけないと思う反動で、制作するときはなにも考えれなくなる。
 
 言葉に頼らず、色や形でものを見る、感じる。
 言葉を使って論理的に探求する。
 そのバランスは難しいけど大切ですね。
 まだまだそのバランスで葛藤することは多い。


  

 ↑近代化・工業化のすすむドイツで、バウハウスやイッテン・ショーレという
 教育機関で色彩の研究と教育の礎を築いたヨハネス・イッテンという人がいます。(イケメン)
 クレーやカンディンスキーと同時代に活躍した美術教育家です。
 ちょこちょことそんな人について勉強を始めました。
 
 勉強をしていく中で色について、おもしろい発見があればお伝えしていきます!斉藤は論理に突っ走ってみたい夏です。

 みんなは制作をとおして論理(だけ)でなく、
 感じたことを色や形をつかって表現することをがんばってください!


 <サイトウ>
 
 

拍手[0回]

PR