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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
23 November

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15 September

デッサンの楽しい瞬間

こんばんは。
来週月曜日は毎回好評の無料デッサン講座です。
デッサンを経験したことがない人も、もっとデッサンを深めたい人も気軽に参加してくださいね。
何を描くかは当日のお楽しみ…♪
きっと楽しみながら勉強してもらえると思います。



↑詳細を見るにはクリックしてください。

よくよく考えてみると、デッサンの楽しさって何なんでしょうか。

私は高校2年の6月頃からアトリエに通い始めました。
芸大受験には準備が必要だからと、高校の美術の先生に勧められて。

1番最初のモチーフは石膏像のラボルト。ふ~んって感じで、大きな感動もそんなにないまま終えました。
2番目のモチーフは、自分の靴片方のみ。母が若い頃に履いていて、そのまま引き継いだお気に入りのサンダルです。
10時間ほどかけての細密描写だったのですが、はまりました。
サンダルの革の細かなシワや、履き古した感じ、何重にも重なった影、全てが魅力的に見えたのです。
そうしてやや興奮気味で描き終えたデッサン。満足のいくもの&楽しかった~となりました。

デッサンを楽しいと感じる瞬間。
・ 自分が思うように描けた時(できないことができるようになった時)
・ モチーフとの距離を縮めることでの対話
・ モチーフの魅力を超える作品を作れた時
・ モチーフに物語性を与えることができた時 等でしょうか。

人によって「楽しい」と感じる瞬間は様々ですが、私としては、モチーフにどれだけ愛着をもつことができるかがポイントです。課題で出されるモチーフは私物ではないので、特別な思いも抱かないものばかりが多いと思います。時には描きたくないものもあったり。

でもそれって、モチーフに対して愛着や興味がないから描く気がわかないことが原因の一つなのかなと思ったり。私はそんな時はいつも、そのモチーフが置かれている状況、ストーリーを考えます。

赤ちょうちんと竹筒を描いたことがあるのですが、その時は、

「夜。夏祭りが終わった後、風に吹かれて赤ちょうちんが野原を転がっている。
寂しげに転がったちょうちんはやがて無雑作に捨てられた竹筒の傍に行き着いた。
向こうでは楽しげに帰っていく子ども達の声が次第に遠くなっていった。」

みたいな感じで。

ストーリーを持たせることで、ぐっとモチーフに親近感がわくと思いませんか?
「みんな描いてる同じモチーフ」を「自分だけのモチーフ」にすることで、楽しさが倍増するかと思います。

もしよければ是非試してくださいね☆

(森)

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