30 September 草津教室にて 今日、家を出るとき、どこからかほのかに金木犀の香りがしていました。このにおいがすると、夏が終わったんだなという一抹の寂しさとともに、物憂げでかつ美しい秋の情感をかき立てられます。 草津の市内に入ってからも、開け放した車の窓から一瞬香る金木犀が、しっとりと落ち着いた素敵な気持ちにさせてくれます。 素敵といえば、アスク草津教室の入っているビルには「星空館」というとてもメルヘンな名前がついています。 あまねくビルやマンションの名前には、そのオーナーの夢や将来への希望が託されているともいないとも云われています。「星空館」のオーナー様は、この名前にどんな想いを込めたのでしょうか。秋風薫るこんな季節には、しがない駅前雑居ビルの名前にもついセンチメンタルな感情を抱いてしまいます。皆さんいかがお過ごしでしょうか。 さて、本日の草津教室は、五人の生徒が奮闘しています。みんなそれぞれ取り組んでいる課題が違います。着彩あり、デッサンあり、色彩あり、立体あり、おまけに今日は草津東高校の生徒さんが体験に来てくれました。なので、講評の時間も立て込みぐちゃぐちゃです。パニックです。極力取り乱さず平静を装っていますが、僕の頭の中はかなりばたばたしていました。追い討ちをかけるように、基礎生Hさんの手の甲には「酔歩する男」という謎の走り書き。もうわけがわかりません。 『酔歩する男』 なんとか授業を終えて、外の看板を片付けに行きました。金木犀の香りにほっと一息感じ入りたかったのですが、そうもいかず。「星空館」テナントの美容室から放たれるパーマ液の残り香に、容赦なく叙情的な秋風がブロックされていました。 そうです、秋は来たるべき冬、そして年末に向けてご婦人たちのパーマが一層そのカール具合を増す季節でもあるのです。そんな初秋の夜長、皆さんいかがお過ごしでしょうか。H [0回]PR 2011/09/30 (Fri) 22:16 アスクでのこと Trackback() Comment(0)