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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
23 November

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21 October

ムサタマトーク in 立命館大学


 今日は、立命館大学のびわこ・くさつキャンパスの一室で行われた、
 経営・経済学部3回対象の授業、ムサタマトークを拝聴してきました!
 学生さんたち15名くらいの中に、混じり込んできましたサイトウです。

 これは、武蔵野美術大学職員の手羽さん(芸名)と多摩美術大学職員の米山さんが、
 自分たちの活動としてやっている(つまり無給)、トークイベントです。
 ※武蔵野美術大学=ムサビ、多摩美術大学=タマビ

 今回は、今後美大卒のデザイナーと一緒に仕事をしていく立場である大学生の皆さんに向けたもので、
 美大ではどんなことを学んいるのかっていうのを知ってもらうため、
 事例をあげつつ話されてました。
 
  トークしてるとこ撮るの忘れてた…


 最初は、ムサビとタマビってライバル校なのに、一緒に話すの?
 どんなメリットがあってやってんだろう?
 と思ってたんですが、
 目先のメリットで動いてなくて、「美術」や「大学」全体への愛情でやってんだなぁと感じました。非常に刺激になりますね。
 なんか吉本の芸人さんと、松竹の芸人さんが会社を超えて認めあってるようなかんじかな笑
 そして、美大生は絵が描けなきゃ美大生じゃないじゃんっていう主張がある。
 絵が「うまい」とかそういうことでなく、
 ビジュアルでものが訴えられたり、ビジュアルの力を理解して使える人じゃなきゃ、
 例えば早稲田や慶応の人がデザインやったとき、美大出身の人の役割はなんやっていう。
 ロジックでは勝てないし、表現力だろうと。
 (もちろん、ロジックも必要ですが)

 しかしお二人が本当いい関係で、おもしろい。
 シナリオをびしっと決めて準備して啓蒙するかんじの手羽さんと、
 「かっこつけるなよー」といって手羽さんのシナリオをアドリブで塗り替えていく米山さん。
 でも言いたいところは共有(共鳴)しているから、お互い補完しあってて、
 生徒さんたちも聞きやすそうで、うなずきながら聞いてましたね。

 
 メインの部分ではなかったんですが、内容で印象に残ったことを紹介。
 表現には「共有」−「共感」−「共鳴」があって、
 左にいけばいくほ多数の人が理解し納得できる情報で、右にいけばいくほど少数になるが深くなる情報。
 そして、ざっくりわけると左の情報をあつかうのはデザインで、右の情報をあつかうのはファインアート系。
 りんごを例にとると、「りんごは赤い」という情報は共有レベル。(大多数が納得)
 「りんごはおいしい」は共感レベル。(意見は人によって分かれる)
 「りんごには死のイメージがある」は共鳴レベル。(一部の人が深く納得)
 なるほどなぁと思いました。 


 詳しい内容は…いずれお二人をアスクにも読んで、熱い話を直接していただきたいと思ってます。
 来年度以降になるかもですが、今年アスクを卒業する人もぜひ大学生になってでも聞いてほしいなぁ。
 熱い大人はいるもんだ。とうれしくなった日でした。

 
おまけ
 すごいぞ、立命館キャンパス。テーマパークのようでした…でかい。
 写真にはあんまり写ってないけど、学生さんも多かったです。
   
 

 <サイトウ>

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