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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
23 November

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29 November

草津教室より

今日は少しあたたかくてほっとします。
いよいよ冬期講習が始まって、受講人数は少ないながらも、
緊張感が漂っている草津教室です。

課題は、コーンフレークの描写です。

ランダムかつ細かい表情が特徴のモチーフですから、ある程度の作業量が必要なのは言うまでもありません。
その上、袋のレタリングや光沢感まで加わってくるので、普段はクールな生徒T君もうんうん言いながら涙目で制作しています。


こういったモチーフの場合、やはりセオリーとして、大雑把なところからじょじょに細かい表情に迫っていくということがあると思います。
はなっから、細かい作業にとらわれると、どんどん手が動かなくなるし、画面全体に目が行き届かないように思います。
デッサンは、木を見て森を見ずになると、どうにもなりません。

とはいえ、デッサンの描き方には、コレという正解が無いことも事実で、
今日のようなモチーフであっても、ひとつひとつの小さな断片をしつこく積み上げながら、全体を構築していくような描き方で成功する人もいるにはいます。
木を一本一本植えて森を作る。そしてそれはそれで正しいのです。

経験則的に、こうしたほうがいいよ、というのはありますが、それがズバリ唯一の正解かというとそうでもない気がします。
どうすれば、そのモチーフらしくなるのか、どう進めれば合理的なのかは、個々人の資質によっても変わってくるでしょうし、やはりうんうん言いながら涙目で制作することが、その人の経験則になって、大きな実力に変わっていくように思います。

まあデッサンもそうですが、世の中正解など無いことの方が多いわけで。
草津教室が入っているビルの郵便受けの上にこんなものを見つけました。

ゴミに手を焼いた管理人さんの仕業だと思われますが、
「ここにゴミ 置かぬ事」
という一文が、ゴミみたいなダンボールに書かれて置いてあります。
アメリカ人のような「正しさ」がそこにはありました。

正義ってなんでしょう。
うんうん言いながら考える僕です。

はやし

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