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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
23 November

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10 December

美術高校実戦実技模試(中学3年生対象)

わたくしごとですが、年内には三十才になります。
この先、あと何年生きるか知りませんが、確実に体力がなくなりました。
そしてなんといっても、覚えられない。
人の名前でも、知識でも、とにかく新しいことが入っていきません。
だめな自販機が千円札をベー、ベーと押し返すがごとく、昔は一回でできていたことが、最低四、五回は繰り返さないと、何も取り込めない体になってしまいました。
なにが、おめでたいことでしょう。

 
こんな僕にも、若かりし日はありました。
とくに中学生時分の、あの無尽蔵なエネルギーの日々を、北山教室などで受講している中学生を見かけるたび、ほのかに思い出したりもします。
 しかし大したものだなと思います。アスクで受講している中学生なんかは。
齢十四、五の子が、もう将来の身の振り方を考えているということですから。
そして、来年の年明け早々こんなものまで開催されようとしている。


詳細はこちら
チラシ裏面、内容の欄には、こうあります。         

『 模擬試験だから、弱点に気付くことができる 』

今この日本に、自分の弱点に気付くことのできる中学生が何人いましょうか。
僕なんて中学の時など弱点はおろか、なんにも気付けませんでしたけどね。
鼻と口の間に鉛筆はさんで頬杖つきながら、ぼーっとしてました。
自分が将来三十才になろうことなど露ほども想像できず、溢れんばかりの無尽蔵なエネルギーを、「百万円ほしいなー」とか「消しゴムってイカっぽいなー」とか考えながら身もふたも無いからっぽ加減でぼーっと過ごすことに注いだものです。
 
それでも今の僕は多少なりとも自分の弱点を知っています。
ただ、周りの大人に比べて何かが欠落したまま単に歳だけくってるような気もします。
それは己を知らなさゆえの欠落だと思われます。
自分について地に足つけて考えてきた分量が、圧倒的に少ないのです。
だから、あの頃のからっぽな自分に言ってやりたい。
ぼーっとするんじゃない。あっという間に歳とるぞ。
もっと早くにたくさん自分の弱点に気付いていればと今さらながらに思います。
気付いた弱点の数だけ、人は大人になっていくものなのでしょう。
中学生のみなさん、しっかり模試を受けて自分の弱点に気付いてください。
 
はやし

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