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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
23 November

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30 December

12/29 デッサンコンクールのご報告

 昨日は、京芸受験生模試 講評会で、
 北山教室は約60名の生徒でいっぱいになっていたようです。 
 
 一方、その他の3教室では……
 基礎生や受験を終えた高校3年生・高卒生向けの、
 デッサンコンクールが開催されていました!
 総勢65名の参加。
 昨日は全教室フル稼働ってかんじでした。まさに師走の忙しさ。
 
 代表して、サイトウが報告します。
 モチーフは「トイレットペーパーとブロック」。
 まずは、2時間指導なしで思い思いに描きます。
 その後、デッサンのポイントをレクチャー。
 そして、60~90分の手直し。この時間はask講師や大学の先生からの指導も受けてもらいました。
 最後に講評。
 


 まず七条教室。
 京都造形芸術大学の芸術教育推進室から石山先生が来られました。
 サイトウも一緒に授業に入りました。
 
    
 
 ポイントは「空間表現」。
 デッサンは造形力の基本である「観察」の力を鍛える絶好の科目。
 「比較観察」というキーワードも出てきました。
 比べると黒いのか白いのか、比べると長いのか短いのか など、
 ただ部分を観察しても表現には行き着かない。
 比較して観察することが大事ということですね。

 あとは「情報編集」。
 語弊のある言い方かもしれませんが、デッサンはそもそも「おおうそ」。
 つまり、見たまま描くなどではなく、
 しっかり「演出表現」して作品として仕上げるべきなんですね。
 ではどんな演出をすべきか、そのためにどんな編集をすべきか。
 そんなレクチャーでした。

 レクチャー後の手直し、クリエーターの大事な資質。
 「素直に改善する。」を学ぶため、思い切って自分が描いたものを修正しました。
 とっても完成度が上がっていい作品になったと思います。
 



 
 続いて、彦根教室。
 京都精華大学ヴィジュアルデザイン学科 豊永先生。
 askからは池田先生。
 
   

 講評後、構図を新たな用紙で制作するという形に。
 デッサンの基本的な「形、固有色、明暗」について説明後、 
 構図、構成を重点的に説明し、空間表現~構図の話を中心にレクチャー。
 豊永先生自身の体験などを交えて話してもらったことで、
 解りやすく実感の持てる内容になった。とのこと。
 デザイナーとしても制作をしている先生の話、サイトウも聞きたかったです…




 そして、草津教室。
 成安造形大学から、洋画領域の長尾先生。&入試課の安井兄さん。
 askからは保田先生。 
 長尾先生は、今年askのインタビューにもお応えいただいた先生ですね。
 こうやってまた一緒に教育に関わるお仕事ができて嬉しい限りです。
 
   

 指導後は座談会もあったそうな。
 進路の話や大学のこと、聞けたかな?

 草津教室の作品を少し……、1位と2位の評価を受けた人の作品。
  
 
 やっぱりいいものはいい。いろんな観点をクリアしてますね。
 まだまだ観察しないといけないとは感じますが。

 


 さて、最後に、
 石山先生がスライドで、韓国の高校生の現状を見せてくれました。
 正直、日本全体のムードや学ぶ姿勢など、レベル格が違うそうです…
 (日本がゆるいってことです)
 ものすごい技術力をもった17・18歳の人たちの写真や話を聞いて、衝撃でしたね。
 
 そして、「レベルの低い方にあわせるんじゃなくて、高い方へあわせよう」
 というメッセージもありました。どんな集団でも、ゆるく過ごす人はいる。
 安きに流れないように… 身が引きしまるお話が聞けました。
 
 デッサンはテクニックなどではなく、視覚表現のプロなら必須となる
 観察力を学ぶことができる科目。しかもやればやるほど上手くなるし、
 上手くなれば楽しい。
 ぜひ、継続して制作する習慣を早い段階からもってほしいと思います。
 
 さて、今日はゴウカクリスマス!!
 北山・彦根ともに楽しみましょう^^

 
 <サイトウ>

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