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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
23 November

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31 January

直前講習 第3期間 北山教室

こんばんは。

実技講師の上杉です。

直前講習も第3期間目、折り返し地点を迎えました。

来週に迫った京芸模試に向けて、皆、奮闘しています。


           

「まとまりのある画面」という言葉が、本日の描写課題の講評でのキーワードだったと思います。


まとまりのある作品とはどういう状態なのでしょうか。
やや具体性のない言葉なので、上手くイメージを掴めない人もいるかも知れません。


まとまりのある「集団」に置き換えて、考えていきたいと思います。

集団に、まとまりが生まれる状態とは、集団の中で、一人一人が役割を持っている状態だと思います。

リーダーや、ムードメイカーなど。

優柔不断な人がいるからこそ、決断力のある人がリーダーとしての役割を担えるだと思います。
頑固で真面目な人がいるからこそ、お茶目な人はムードメイカーとして、集団の中で役割を担えるのだと思います。


一人一人が違うからこそ、それぞれの個性が、役割を担うのだと思います。


全員が同じようにリーダ的存在だったら、確実に意見はまとまらないと思います。
全員が優柔不断な人たちでも同じだと思います。


まとまりのある集団とは、一人一人が違う性質を持つ事が必要不可欠であると思います。


描写の画面に於ける「まとまり」も、同じだと思います。

描き込んでいる部分が主役として見えてくるのは、あまり描き込まれていない部分があるから。
逆もしかり。強く描かれた部分があるからこそ、弱く描かれた部分は、主役を引き立てる脇役としての役割を担い、画面を支えるのだと思います。

タッチが粗い部分は、タッチが詰まっている部分があるからこそ、「手前」に置かれた物として、活き活きと見えるのだと思います。

画面全てのタッチが粗い作品は、雑なだけです。役割が生まれていません。


違いをつくり、それぞれに役割を与えていく事。
描かれた部分のそれぞれが、異なる役割を持っている状態が、まとまりのある作品であると思います。




直前模試、頑張って下さい。



上杉









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