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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
23 November

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27 March

京都造形芸術大学 AO対策  体験授業 

こんばんは。

実技講師の上杉です。

昨日の彦根教室での、成安造形大学の体験授業に引き続き、本日は七条教室にて、京都造形芸術大学より、情報デザイン学科の中山和也先生と、入学科の曽田さんに来ていただき、AO入試に向けての体験授業を行って頂きました。

課題は
七条教室から七条大橋を渡りきるまでの道中「謎めいた物、状況」を発見し、自分なりにデザインする。というもの。

プロジェクターを用いて、中山先生からの導入風景。

ただ、見るだけではなく、その物がどういった文脈、コンテクストの中に位置しているのか。
その物が何故いま現在、そのような形、状況でそこにあるのか。
「前後関係」、「背景」を考える事が、観察する事である。
かっこいい外見を目指す事が、始まりではない。デザインは観察から始まる。

様々なアーティストの作品、事例を上げながら、じっくりと丁寧に伝えて頂きました。


いざ、教室の外へ。
   


普通に往復するだけなら10分程で行ける道を、たっぷり1時間かけて、散策しました。
導入を聞いた後に観る外の景色は、普段見ている物とは全く別のように感じました。

普段、気にも止めない些細な違和感。
・どうしてこんなところにバナナの皮がおいてあるの?
・なぜこんな所にこんな看板が!
・これ一体何に使うねん。

ありとあらゆる物が、自分に向けて発せられている情報のように感じました。
所要時間1時間は、決して十分な時間ではありませんでした。
参加した生徒皆の、好奇に満ちた目が、とても印象的でした。



七条大橋までの道程で発見した「謎」の塊を、どのように解釈し、料理すれば、人に楽しんでもらえるか。
教室に戻り、いよいよ発想・構想ステージ。作品作りに取り掛かります。
皆、悪戦苦闘です。



 
最後は、皆の前でプレゼンテーション。

鋭い洞察力、キラリと光るアイディアが多く、聞いていて楽しかったです。
感心しました。



「デザイン」という、普段当たり前のように見聞き、放っていた言葉の意味を、ほんの上っ面しか知る事が出来ていない事に気付かせてくれた。そして「デザイン」という行為の、意味、役割を、根本の部分から考えさせてくれる授業だったと感じます。


今回の課題は、正解は一つではない。むしろ自分が生み出すまでは正解は存在しない。そんな課題です。

導入の中での中山先生の言葉に、「借り物ではない、自分自身の意志を強く発信する時、そこには責任が生まれる。」という言葉がありました。


自分の考えに自信が持てない時とは、無意識の中で、責任を負う事を免れようとしているんじゃないか。と思いました。それは卑怯な事なんじゃないかと思いました。


放ったあと、心にずっしりと責任感が生まれる。そんな言葉を発せられているか、 これから自問自答していきたいと思いました。


とても勉強になりました!
ありがとうございました。



上杉

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