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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
23 November

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06 April

大阪成蹊芸術学部 美術 体験授業

こんばんは 保田です

本日、草津教室で行われた
大阪成蹊大学芸術学部
岩野先生を迎えてのワークショップを報告します。

岩野先生は保田の大学時代の先輩
当時から世話になりつづけている人です。

これまでも何度も成蹊大学芸術学部から
ワークショップや講演に何度も来てもらっています。
宝塚の手塚治虫記念館の仕事など様々な
活動の話や、最近では成蹊での教え子が
ハリウッドでフィギアが認められて国際的に活躍
しそうになっている、などなど、具体的な話を通じて
若者達のモチベーションをどこまでも高めてくれる
ほんとに熱い先生です。

しかし、今回は、話をしだすとそれだけで
4時間たってしまう、ということで、お話は
そこそこにしてもらい作業に入ってもらいました。
(講演会もぜひまたお願いしたいです)

ちなみに
先週、京芸対策で石粉粘土を使ったピーマンの模刻を
行いましたが、今回は、コピックという海草から抽出された
液体を使って「手そのものを石膏どりする」ということで
模刻とは少し異なります。


京芸対策模刻授業       模刻作例



コピックと水をしっかり混ぜ、手を入れてしばらく待ちます
手を突っ込んだ後になって、「残っている手で
中を想像して手をスケッチしなさい」という指示が!
「自分の手のポーズをしっかりイメージして!!」


コピックはいわば「寒天」のようなもので
固まったら、ゆっくりと手を抜き出します
手が出てくる瞬間は
「もう一回生まれてくる感覚」


次は、石膏を水に溶かし、手を抜いた穴に
流し込むのですが、これが以外とかなり難しい…


気泡が出来ないよう注意しながら、奥まで入るよう回しながら
「指の曲がり方(外からは見えない)をしっかりイメージして」

流し込んだ後
「中の手を想像して想定デッサンしましょう」
今回は両手が使えるのでしっかり描けるはず
「中でとっていたポーズをしっかりイメージして!」

石膏が固まったら、コピックを割り箸でそぎ落とし
手の石膏像を取り出します。
最も楽しみな瞬間。わくわくするが「慎重に」
完全に固まってない石膏はやわらかい。折れやすい。


流し込みに失敗した生徒は指先がない!
しかし、「そこで終わりじゃないのが美術系なんだ!」
ということで、もう一回石膏を溶いて指をつけます。
これは技術がいるのですが…
今回は岩野先生が直してくれました。



今回のポイントは「イメージ」
何度もその言葉が出てきましたが
途中、想像でスケッチやデッサンをしたのも
実は、石膏を流し込んだり、コピックをそぎ落とす時
中味のイメージがしっかり持てていないと失敗する
とのこと。

なるほど、待ち時間だからデッサンの練習をさせた
ということじゃなくて、理由があったんですね。


完成作品と想定デッサン ※指の曲げ具合イメージできてた?



最後はイメージすることの大切さ、そして、イマジネーション
を鍛えるために、受験時代にやるデッサンがいかに大切か
という話でまとめてもらいました。うーむ、すごい説得力。


入試課の山本さんからは、4月29日(日)のオープン・キャンパスの紹介
がありました。この4月大阪に移った成蹊大芸術学部の
アトリエお披露目的なオープン・キャンパスなのですが
特にお勧めが
アニメーション・キャラクターデザインコース教授の糸曽先生が
監督した作品「コルボッコロ(完全版)」の上映と解説とのことです。
スタジオ・ジブリで仕事をされていた方で、その辺りの話も面白そうです。

さて、ブログでは紹介すべて紹介はできませんが
岩野先生からは様々な話をしてもらいました。
岩野先生も当日は現地におられますので、もっと話が聞きたい方もぜひ
オープン・キャンパスに参加されてはどうかと思います。


保田(明日は草津教室入学オリエンテーション)

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