06 April 大阪成蹊芸術学部 美術 体験授業 こんばんは 保田です本日、草津教室で行われた大阪成蹊大学芸術学部岩野先生を迎えてのワークショップを報告します。岩野先生は保田の大学時代の先輩当時から世話になりつづけている人です。これまでも何度も成蹊大学芸術学部からワークショップや講演に何度も来てもらっています。宝塚の手塚治虫記念館の仕事など様々な活動の話や、最近では成蹊での教え子がハリウッドでフィギアが認められて国際的に活躍しそうになっている、などなど、具体的な話を通じて若者達のモチベーションをどこまでも高めてくれるほんとに熱い先生です。しかし、今回は、話をしだすとそれだけで4時間たってしまう、ということで、お話はそこそこにしてもらい作業に入ってもらいました。(講演会もぜひまたお願いしたいです)ちなみに先週、京芸対策で石粉粘土を使ったピーマンの模刻を行いましたが、今回は、コピックという海草から抽出された液体を使って「手そのものを石膏どりする」ということで模刻とは少し異なります。京芸対策模刻授業 模刻作例コピックと水をしっかり混ぜ、手を入れてしばらく待ちます手を突っ込んだ後になって、「残っている手で中を想像して手をスケッチしなさい」という指示が!「自分の手のポーズをしっかりイメージして!!」コピックはいわば「寒天」のようなもので固まったら、ゆっくりと手を抜き出します手が出てくる瞬間は「もう一回生まれてくる感覚」次は、石膏を水に溶かし、手を抜いた穴に流し込むのですが、これが以外とかなり難しい…気泡が出来ないよう注意しながら、奥まで入るよう回しながら「指の曲がり方(外からは見えない)をしっかりイメージして」流し込んだ後「中の手を想像して想定デッサンしましょう」今回は両手が使えるのでしっかり描けるはず「中でとっていたポーズをしっかりイメージして!」石膏が固まったら、コピックを割り箸でそぎ落とし手の石膏像を取り出します。最も楽しみな瞬間。わくわくするが「慎重に」完全に固まってない石膏はやわらかい。折れやすい。流し込みに失敗した生徒は指先がない!しかし、「そこで終わりじゃないのが美術系なんだ!」ということで、もう一回石膏を溶いて指をつけます。これは技術がいるのですが…今回は岩野先生が直してくれました。今回のポイントは「イメージ」何度もその言葉が出てきましたが途中、想像でスケッチやデッサンをしたのも実は、石膏を流し込んだり、コピックをそぎ落とす時中味のイメージがしっかり持てていないと失敗するとのこと。なるほど、待ち時間だからデッサンの練習をさせたということじゃなくて、理由があったんですね。完成作品と想定デッサン ※指の曲げ具合イメージできてた?最後はイメージすることの大切さ、そして、イマジネーションを鍛えるために、受験時代にやるデッサンがいかに大切かという話でまとめてもらいました。うーむ、すごい説得力。入試課の山本さんからは、4月29日(日)のオープン・キャンパスの紹介がありました。この4月大阪に移った成蹊大芸術学部のアトリエお披露目的なオープン・キャンパスなのですが特にお勧めがアニメーション・キャラクターデザインコース教授の糸曽先生が監督した作品「コルボッコロ(完全版)」の上映と解説とのことです。スタジオ・ジブリで仕事をされていた方で、その辺りの話も面白そうです。さて、ブログでは紹介すべて紹介はできませんが岩野先生からは様々な話をしてもらいました。岩野先生も当日は現地におられますので、もっと話が聞きたい方もぜひオープン・キャンパスに参加されてはどうかと思います。保田(明日は草津教室入学オリエンテーション) [0回]PR 2012/04/06 (Fri) 22:46 滋賀・草津駅前教室 Comment(0)