23 April 造形トレーニングin彦根 こんばんは。彦根教室の森です。今日は「造形トレーニング」のご紹介。彦根教室では今年度から高卒生クラスが新設されました。そのコースでは実技だけではなく、講義型の授業も行われます。先週は「美術史」、今週は「造形トレーニング」が行われました。今日のテーマは「構図、構成」です。 作品の第一印象は構図で決まるといっても過言ではないでしょう。色、質感がどんなに魅力的に表現できていたとしても、「構図」が良くないとせっかくの魅力が半減してしまいます。 例えでいうと料理の盛りつけでしょうか。私が中2の時、日曜の昼下がりに初レアチーズケーキ作りに挑戦した時のお話です。ココアのスポンジ生地に、ヨーグルトの入った爽やかなレアチーズケーキを作りました。喜ぶ家族の顔を思い浮かべながら頑張って、必死で作りました。けれどもできあがったのは、ゼラチンがうまくいかず、どろっどろのケーキ…。あれ、おかしいな…こんなはずでは…。まずそう…。ココアの黒とクリームの白のコントラストはきれいなんです。分量もきっちり量ったので、味もおいしいんです。けれども見た目が悪いばっかりに、そのおいしさは半減し、もっと食べたいという欲求がわきません。家族は頑張って作った私のために、「ちょっと見た目はあれだけど、おいしいね」と食べてくれました。そして、祖母は時間をおいて、二切れ目を食べていたのです。「おばあちゃん、無理して食べなくていいよ~。(ちょっと嬉しいけど)」と言うと、「ヨーグルトが入ってるし、健康のために食べてるんよ。おいしいわ~。´ ▽ `」と、悪気のない答え。嬉しさ半分、寂しさ半分…。このことから、構図(見た目)の重要性がわかったでしょうか。どんなに色や質感、細かな描きこみ(素材、味)が良くっても、構図(見た目)が失敗してしまうとそれまでの努力が台無しになるのです。もっと観たい(もっと食べたい!)と思えるような、魅力的な構図を目指しましょう!失敗は成功のもと。めげずに何度でも挑戦してくださいね。(森) [0回]PR 2012/04/23 (Mon) 21:04 彦根教室 Comment(0)