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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
23 November

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23 April

造形トレーニングin彦根

こんばんは。彦根教室の森です。

今日は「造形トレーニング」のご紹介。
彦根教室では今年度から高卒生クラスが新設されました。
そのコースでは実技だけではなく、講義型の授業も行われます。
先週は「美術史」、今週は「造形トレーニング」が行われました。
今日のテーマは「構図、構成」です。

 
作品の第一印象は構図で決まるといっても過言ではないでしょう。
色、質感がどんなに魅力的に表現できていたとしても、
「構図」が良くないとせっかくの魅力が半減してしまいます。

 
例えでいうと料理の盛りつけでしょうか。

私が中2の時、日曜の昼下がりに初レアチーズケーキ作りに挑戦した時のお話です。
ココアのスポンジ生地に、ヨーグルトの入った爽やかなレアチーズケーキを作りました。
喜ぶ家族の顔を思い浮かべながら頑張って、必死で作りました。

けれどもできあがったのは、ゼラチンがうまくいかず、どろっどろのケーキ…。
あれ、おかしいな…こんなはずでは…。まずそう…。
ココアの黒とクリームの白のコントラストはきれいなんです。
分量もきっちり量ったので、味もおいしいんです。
けれども見た目が悪いばっかりに、そのおいしさは半減し、もっと食べたいという欲求がわきません。
家族は頑張って作った私のために、「ちょっと見た目はあれだけど、おいしいね」と食べてくれました。

そして、祖母は時間をおいて、二切れ目を食べていたのです。
「おばあちゃん、無理して食べなくていいよ~。(ちょっと嬉しいけど)」と言うと、
「ヨーグルトが入ってるし、健康のために食べてるんよ。おいしいわ~。´ ▽ `」と、悪気のない答え。
嬉しさ半分、寂しさ半分…。

このことから、構図(見た目)の重要性がわかったでしょうか。
どんなに色や質感、細かな描きこみ(素材、味)が良くっても、構図(見た目)が失敗してしまうとそれまでの努力が台無しになるのです。
もっと観たい(もっと食べたい!)と思えるような、魅力的な構図を目指しましょう!
失敗は成功のもと。めげずに何度でも挑戦してくださいね。

(森)

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