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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
23 November

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04 June

芸大受験説明会

保田です。
昨日の林先生に引き続き草津教室より。
しかし、草津教室のことではなく、全国で繰り広げられている
アスクの「芸大受験説明会」について報告します。





ちなみに今週は、明日滋賀県立石山高校に行きますし、土曜は大阪市立工芸高校に行きます。
先週は京都府北部や兵庫県神戸市、来週は島根県、鳥取県米子市の高校。

内容は、高校からのリクエストにより若干異なりますが、プロジェクタによる解説(芸大の種類、受験の種類、倍率、学科と実技の比率、併願時の注意点、などなど)を行った後、持参したアスクの作例を見てもらいます。

目玉は、やはり京芸の再現作品でしょう。昨年度の再現多数に加え、過去7年分の200点台の作例合わせ、京芸だけで100枚近くあり、その全て点数が入っているので、それを観るだけでも京芸の出題傾向、評価傾向がわかるようになっています。その他、国公立ではなかなか見る機会のない金沢美大や愛知県立芸大などの国公立芸大、京都教育大、大阪教育大などの教育大学の美術、京都工芸繊維大学などの工学部系大学の建築やデザイン科の作例も多数あります。私立大学の作例に関しては、近年、オープンキャンパスで見る機会が増えていますが、武蔵野美大や多摩美大など関東系の私立大学の作例はなかなか観る機会のないものです。

 説明会では様々なことを伝えますが、全体として一番伝えたいメッセージは
「どんな大学だって、しっかり対策すれば合格できる。そのために何を始めるべきか」
ということです。しかし、それがすぐに伝わるか、といえば、なかなか現実は厳しい…。
「よし、僕もがんばるぞ」という反応の生徒も多いのですが「私が○○大学を受けるなんてとんでもない・・・」という反応も多々あって、力不足を感じさせられる場面も多い。

特に都会の高校と比べて田舎の高校だと、最初から高いレベルの大学をあきらめ気味の生徒が多いように感じられることが多い(もちろん全てではありませんが)。
それ以上に、美術科と普通科、進学校とそうでない高校で比べると、やはり美術科、進学校の生徒は、受験に対する意識が高く、自分が行きたいと思う大学に合格するためにはどうすれば良いのか、早くから、具体的に考えている生徒が多いのですが、そうでない高校の生徒は、動き出しが遅かったり、目標を低く設定しているように思えます。
(思いついたのが遅かった分は浪人するなどしても目標の大学に行けばいいのでは、と思うのですが、浪人はいやだという生徒が多いようです。)

すごく残念なことに思えます。確かに、学科力の高い生徒が多い進学校の生徒は、センター試験が課せられている国公立ではスタート地点からして有利であることは確かですし、都会と田舎だと、大学に近く、情報や画塾などにもアクセスしやすい都会の生徒の方が有利なのは事実ではあるでしょう。しかし、そういった客観的な有利/不利は実はほんとに極わずかの差でしかなく、それよりも、そういった有利・不利を過度に評価して「自分は合格できるんじゃないか/合格できないんじゃないか」と思い込んでしまうことによる心理的な差の方がはるかに大きいように思えるのです。

美術系の受験の場合、始めた段階での差というのはほとんどないと思われます。対策を始めてから伸びる部分の方がよほど大きいからです。学科力に関しては、ここまでの努力の積み上げによる差は確かに大きいし、すぐに挽回は難しいでしょう。しかし、例えば京芸のようにセンターの比率が比較的高い芸大でも、実際は実技点の方が差がつきやすいということがあり、実技(←対策始めてからの伸びが大きい)での挽回は十分可能です。それから積み上げが大きいといっても、学科でも、急激に伸びることも実際多々ある。
とにかく、まずは「希望を持つ」ということが大切だと思う。
だから、それを伝えたくて全国を回っています。


保田自身は、すごく田舎のまったく進学校的でない高校の普通科出身(当時の京都府の公立高校はいわゆる小学区制のため高校間の学力差はない、というのが建前でしたが、実際は平均的学力はかなり低い高校だったと思う)だったので、そういった高校の生徒にはシンパシーを感じますし、そういった高校の生徒が「あきらめ気味」なのを見るとすごく悲しくなるのです。勇気を出して欲しい。
古い例かもしれませんが、保田は京芸に現役で合格していますし、美術部の1つ先輩のM君は、何浪かしたものの東京芸大日本画に進み、今では超売れっ子作家(銀座で個展をすると初日に完売する)になっている。
(東京芸大の講師もしていたが、絵だけで食べられるようになったので辞めらしい、が、今もサイトが残っていましたのでリンクします⇒⇒⇒


第一、今時、その気さえあれば、インターネットなどで、どんな情報にだってアクセスできますし、交通だって安く便利になっている。
そういえば、アスクには、NET通信実技講座もありますので、日本全国どこでもアスクの授業は受講できます。そして夏期講習は遅れを取り戻す絶好のチャンス!!(急に宣伝ですが)

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