11 June ものづくりたるや 先日、『ブラック・スワン』というDVDを観ました。 決してハッピーな映画でないけど、とても感動しました。 自分が体験しているわけではないのに、 主人公の負の感情に感情移入しながら観ました。 ナタリー・ポートマンの演技もとても上手でした。 踊りも、音楽と映像とともにとても幻想的で少し暗くて美しかった。 「いい物語」ってなんなのでしょうね~ 人間の心理や、思考を疑似体験できるものでしょうか。 マンガを制作しはじめたばかりの生徒の作品は、 「ちょっと自信のなかった女の子が、 クラスでも人気のハンサムボーイとひょんなことからしゃべるようになって、 二人は付き合う」的な、願望ものが多い気がします。(これはとくに女子) いわゆる「ベタ」(定型)になりやすい。 ベタな物語は悪くないけど、 作者自身の人間心理の追求や表現が弱いように感じます。 作者自身が見つけ出した人間の心理や真理を他人が共感できるように説明してくような作業が必要だと思う。 とはいえ「なにが共感できて、なにが共感できないの?」 と質問されたらどう答えたらいんだろう…と自分でも思います。 でも、人間はどこまでいっても「主観」の範疇は越えられないから、 「客観」とよべるその場所まで近づこうとする。 その営みが、なんて切なくて美しい…と思う こともたまにある。 「わかってよ!」…ともやもやする… ことはけっこうある。きちんと説明しなきゃわかるはずないのに。 きちんと説明してもわからないかもしれないのに。 さ、それはさておき、 そんなマンガづくりを学べる特別合同授業ありますよ!! <サイトウ> [0回]PR 2012/06/11 (Mon) 19:58 アスクでのこと Comment(2)