27 September 憶えてたいの 朝起きると原因不明の歯痛におそわれている。 わけもなく悲しい気分になることがある。 七条教室の階段で、一日の活力の70パーセントを奪われる。 次から次へと怒涛のように物事を忘れていく。あるいは新しいことを憶えられない。 秋の気配とともに、自らの老いの気配も感じています。はやしです。 さて最近、色彩構成を指導することが多いのですが、気になるのは 「これってやっちゃダメですよね?」「こうしないといけませんか?」 という質問です。非常に多い。 条件に付されていない限り、やっちゃいけないことなんぞ何ひとつありません。 こうした方がいいかもね、というのはあるかもしれないが、 こうしなけりゃならないなんてこともない。 色彩構成は、かなりわがままの通る科目だと思っています。 私は課題をこう解釈してこうしたいんだ、という強い意志でもって、 とりあえずは何でもやってみて欲しいと思います。 「これをあなたたちはどう判断するの?」と講師側を挑発して欲しいと思います。 ただやっぱり、こうした方がいいかもね、とは言いますが。 基礎的なことはきっちり踏まえようね、とは言いますが。 オドオドと尻込みしているような、つまらない作品は見たくありません。 上手くいってようが、いまいが、かまうこたないです。 このもろいガラスがごとき儚い記憶力にも、しかと訴えてくれるような、 良い意味でも悪い意味でも強度のある作品が見たいです。 はやし [0回]PR 2012/09/27 (Thu) 22:25 アスクでのこと Comment(2)